働き方で企業を探せるポータルサイト 「Clarity（クラリティ）」を運営する、株式会社Clarityの古谷です。

クラリティが取り組んでいるのは、女性の働き方の改革です。経済産業省の調査によると、日本は役員や管理職における女性比率が、他の先進国に比べて著しく低いとされています。その結果、当然ながら年収もなかなか上がらないのが実情。ひとりの女性が出産を機に退職せず、正社員の仕事を続けて稼げたはずの年収の追加分は280万円、トータルで企業の経済損失は、たったひとり辞めただけで1.7億円にものぼります。女性にとっても企業にとっても、大きな損失です。

とくに優秀な女性は、ライフスタイルと会社のワークスタイルが合わないために、「働き続ける」「成果を出す」「昇進する」ことが難しい。つまり多くの企業が女性活躍支援を行なっていますが、働き方の相性が合わないとミスマッチになってしまうのです。

そこで登場するのがわれわれのサービス「クラリティ」。働き方で企業を探せるポータルサイトで、働き方の相性診断で女性と企業をマッチングすることを目指しています。

現在は働く女性が特に知りたい人事制度・福利厚生のデータベースとして公開しており、4,000社以上のデータを無料でご覧いただけます。

クラリティは多様な働き方ができる企業と求職者が出会える場を目指しています。働き方情報から企業を見つけて求人情報に応募できるだけでなく、独自のサーベイ・指標を活用し、働き方の相性でマッチングする仕組みを開発しています。

企業側にはまず、女性の働き方に関する社員アンケートに答えていただきます。調査結果から「キャリアアップ」「子育てのしやすさ」「文化と雰囲気」などの8つのインデックスを作成、求人情報と合わせて公開します。求職者が希望の働き方を入力すると、オススメの企業が紹介されてマッチングする、という仕組みです。

企業はクラリティ上で、人事制度認定マーク、男女比や残業時間などのデータ、社員紹介などの記事コンテンツを公開することも可能です。

クラリティには、人材採用という意味で競合サービスもあります。しかしながら他サービスは、クローズドだったり、やりがいを重視していたり、基本情報・総合評価のみを掲載したりしています。他方でクラリティは、働き方という意味でサービス展開をしており、差別化しています。

人事制度データや女性の働き方に関するコンテンツを毎日発信している自社メディアなどでグロースハックを図り、トラクションは順調に推移。またマネタイズはサーベイのスポット課金と、月次掲載料のSaaSモデルです。レコメンされた人材をスカウトしたい場合は追加でダイレクトリクルーティング費用をいただく予定です。。また求人広告の市場は8,000億円と巨大な市場です。

私たちのチームには女性向けサービスの経験が豊富な元DeNAのマーケターやフルスタックエンジニア、人材サービスを熟知したプロダクトマネージャーが揃っています。私（代表の古谷氏）も外資系広告代理店で、P&Gといったグローバルブランドの消費者調査を数多く行なって参りました。

クラリティで働き方の透明度を上げ、より働きやすく、成果を出しやすい組織、仕組みをつくっていきます。よろしくお願いします。