ABOUTピッチ概要
個々の好みに合わせた食卓を提供しています、ココノミ(coconomi)です。われわれはパーソナライズした野菜の宅配事業を運営しています。
私は小さいころからほうれん草が大好きでした。ほうれん草に執着心をもっていると過言ではなく、全国のほうれん草を食べ尽くしていました。そんなとき山口県で、自分にとって最高のほうれん草に出会いました。本当に嬉しかったです。
しかしこれを別の視点で捉えると、今までは自分にとってベストな食材と出会えていなかったということです。店頭で出会える野菜は本当に氷山の一角で、私は自分にとってベストな食材と今まで出会えていなかったと言えます。ですが私のようにみなさんも、氷山全体の中から自分の好みに合う野菜がみつかったら嬉しいですよね。
そこで私が運営しだしたのがココノミです。
まずはじめに、利用者の野菜の好みを診断します。同じ野菜を食べ比べ、「甘いものが好き」「水分多めのものが好き」といったことを選択。次に直感的に好きな野菜を選択します。最後に一つひとつの野菜に対する評価を実施して終了です。実際に食べた野菜の味グラフが表示されるので、それと比べて自分の好みはこう、というイメージで直感的に回答出来るようになっています。
これらの回答データを貯めてcoconomiは、利用者の味覚を学習。品目の購入率なども参照し、毎週水曜日にオススメの野菜をリコメンドします。coconomiの特徴として挙げられるのは、農家単位でマッチングしているわけではなく、あくまで野菜単位でマッチングを行っている点です。毎日の食卓を自分好みにパーソナライズされた食材で、新しいライフスタイルを提案しているのです。
現在「食材のパーソナライズ」というサービスはなく、coconomiが先行したいと思っています。そのためにはマッチング精度の向上がポイントとなります。現在味覚研究の第一人者である大学教授陣からアドバイスを頂いたり、事業会社と味覚データを活用した協業を推進しており、立体的にロジックを組んでいるところです。
ターゲットは「デパ地下や既存食材宅配では満足出来ない」「料理スキルが高い」「食に関する知識、こだわりが強い」というような食へのこだわりが強い30〜50代の主婦です。マネタイズは利用者からの定期購買、最大の競合優位性はやはりパーソナライズだと考えています。
このようなターゲットの市場規模は2023年に約1,106億円と見込まれています。しかしこれはかなり限定的な「高品質野菜の宅配」という市場であり、高品質野菜以外の食材全体の市場を考慮すれば、市場はその何倍にもなります。
すでに何十回と購入してくださっている利用者もいらっしゃり、好評をいただいています。
また主要メンバーはまず私、石井は営業が得意で主に農家さんの開拓を担当。またB2C系Webサービスの売上高500%UPに寄与した経験をもつ松本がマーケティングを担当しています。
我々は食のパーソナライズをしている会社で、将来的には個人ごとの「味覚データベース」を構築していきます。現在は野菜のみを扱っていますが、今後は扱える商材も増えていきます。これを外食・食品メーカー・教育・医療といった分野と連携させることで「あらゆるモノ・サービス・情報が個々の味覚に最適化」していきます。