カナダのバンクーバーから来ました、ABCDE Inc.です。われわれは世界でも珍しい、ホログラムを開発しているスタートアップで、開発するCUBIC MOVIEはホログラム（立体動画）のプラットフォームとなっています。

さて当然ながら現実世界は立体ですが、現在の実写VRはフラットなものです。もしVRで立体を表現できれば、ユーザはよりリッチな表現を体験できます。たとえばバスケットボールの試合をホログラムにしたとしましょう。そうするとユーザはコートに立って、好きな場所から選手と同じ目線を楽しむことができます。VRでアーティストのライブを楽しむことも、ARでその場にアイドルを召喚することも可能です。われわれはホログラムを使うことによって、XRの体験を変えていこうと考えているのです。

CUBIC MOVIEは世界ではじめての、ホログラムのプラットフォーム。カメラからリアルタイムにホログラムを生成し、それをリアルタイムにweb上で閲覧が可能です。タッチパネルなどを使って、自由に操作することも可能です。

webにこだわっているのには理由があります。現在ARやVRなどは盛り上がってきてはいるものの、まだコンテンツをみるためのVR/ARゴーグルを持っている方は少ないのが現状です。しかしwebベースならスマホでも閲覧できるし、アプリも不要、URLでシェアすることも簡単で、誰でも気軽にホログラムを楽しむことができるのです。

ホログラムを作ることはCUBIC MOVIEでなくても可能でした。しかし従来の方法では、グリーンバックのホログラム撮影スタジオで100個の一眼レフを使って動画を撮影・合成しなくてはならず、金銭的・時間的コストが非常に高いが現実です。

しかしながらCUBIC MOVIEのポータブルスタジオセット（上記画像参照）を使えば、時間的にも金銭的にもコストを低く、かつ重さも軽くなったホログラムの作成が可能です。

また近い将来、iOSアプリとデプスカメラを使った無料アプリをローンチ予定です。これを使えばさらに簡単にホログラムを作成することが可能になります。アプリを無料にしているのは、CUBIC MOVIEをホログラムコンテンツのプラットフォームにするため。コンテンツが集まれば、SpotifyやNetflixのようなサブスクリプションモデル、またはFacebookやYouTubeのような広告モデルを採用することができます。

ABCDEにはエンジニア陣をはじめ、強力なメンバーが揃っています。ホログラムのプラットフォームに興味があるかたは、ぜひ応援をよろしくお願いします。