ABOUTピッチ概要
ベトナムのホーチミンで、飲食店の仕入れプラットフォームを運営しているKAMEREOです。
ベトナムは東南アジアの中でも非常に外食が多い国です。インドネシアに次いでレストランの売上高が大きく、シンガポールの次に一人あたりの支出額が大きいというデータもあり、市場規模は年8-10%と急成長しています。
ところで私は、ベトナムで飲食店を10店舗ほど経営していました。その中で体感した課題は、飲食店の仕入れやサプライヤー探しの非効率さです。仕入先は知り合いに聞くなどの手段で探しており、日々の発注は電話やEmail、各種SNSサービス等の様々な手段でなされており、データも一元管理ができずに不透明性が高く、アナログで非効率なのです。そこでこの課題を解決すべく2018年にKAMEREOを起業しました。
課題をもう少々具体的に説明しますと、飲食店1店舗では平均20〜30のサプライヤーがいるのですが、それぞれが電話で発注したりSNSで連絡したりと、一元管理できていないのが実情です。もちろんデータなんて溜まっていません。支払いも一個一個確認していて、大変だし時間もかかります。
そこでKAMEREOは、飲食店に特化して仕入れプラットフォームのSaaSを開発しました。サプライヤーや仕入れ可能なアイテムを検索できて、ワンクリックでオーダーが可能。データ管理することで透明性も高まります。(ピッチ時点では)支払いには対応していませんが、将来的には支払いもできるようにし、バイヤーが一回支払えばそれで終了、という世界をつくっていきたいと考えています。
私たちのターゲットであるベトナムの飲食店の99%はチェーン展開していない中小起業で、ERPなどの大規模な投資は難しいのです。それもあって、導入当初に投資が不要なSaaSで展開しています。
市場規模約は4.5兆円。しかも年平均5-10%成長しています。その内約40%が仕入れに係る費用。ホーチミンとハノイを中心に10%のシェアを抑えれば1800億円になる計算です。参考までに、日本にも類似企業がおり、彼らは国内の25%のシェアをとるまでに約20年かかっています。ベトナムはすでにインターネットが普及していますし、それより早く事業展開できるのではないかと考えています。
ローンチから現在まで、90%以上のユーザがリファラルで登録していただいたり、トラクションも順調に推移。現在は無料で展開しており、2019年中盤から本格的にSaaSとして課金していきます。
最後にKAMEREOのチームを紹介します。私(CEOの田中氏)はもともと投資銀行で働いており、ベトナムで飲食店を経営していました。CTOはIndeedのソフトウェアエンジニア、強力なメンバーも在籍しています。
アジアの飲食店の仕入れプラットフォームを目指しているKAMEREOです。よろしくお願いします。