ABOUTピッチ概要
世界中の物件空き時間を「月単位で」貸し借りする、よじげんスペースです。
私(代表の荒木氏)はもともと、会員制のバーを運営していました。バーなので夜しか運営しておらず、昼間はもちろん空き時間。人に貸し出して収益を得たいなと考えていました。一方で私はかき氷のフランチャイズ店も運営していました。こちらは逆にかき氷なので、夏の昼間だけ運営したかったのです。ただ後述する理由によりそれは難しく、結局700万円かけて開業しました。
私だけでなくとくに個人飲食店は全体的に、昼間にお店を貸し出して収益の足しにできるなら願ったりかなったり。なぜなら3年で実に35%しか生存できないほど個人飲食店は運営がシビアだからです。
このように夜だけ営業しているお店は昼間お店を貸して収益にしたい、他方で昼間だけ運営したいお店や一時的に出店したいというニーズが存在します。
だからといって単に貸し出せばいいというわけにはいきません。オーナーの承諾なしの店舗貸出しは不法行為となってしまうからです。オーナーとしては、なにか壊れたりトラブルが起きたときの対処が面倒ですし、昼間にわざわざ鍵を開けたり閉めたりしていては大変です。しかしこれらの問題は契約、保険、事前承諾やIoTを使うことによってすべて解決することができます。
これら飲食店の転貸の問題を適法に、そして物件の空き時間を解決するのが「よじげんスペース」です。
よじげんスペースの仕組みはいたってシンプル。物件を貸し出したい店舗は物件情報をよじげんスペース上に掲載。店舗を借りたい人が応募するというシステムです。マッチングしたら四次元スペースは手数料をいただきます。また大家さんにもお支払いをすることで、大家さんが転貸を許可するインセンティブを与えています。
もちろんよじげんスペースを使わなくても、課題解決は可能です。しかし大家さんや飲食店が個別に弁護士に依頼し、法律問題を整理していくのは現実的ではありません。しかしよじげんスペースなら、飲食店は空き時間を貸し出すことができ、収入を増やせます。結果的に社会全体の個人飲食店生存率を上げることにもなるでしょう。ちなみによじげんスペースの仕組みを使えば、冒頭の700万円かかったかき氷屋は1/10以下の金額で開業することができました。
また本ローンチに前もって先行登録を実施したところ、300物件の登録がありました。仮にすべてが月20万円、半年契約ですべて成約したと仮定すると、年10.5億円の売上になる計算です。このように不動産業界は巨大なマーケットで、まだまだ攻め入る余地があります。
今後は飲食店のマッチングはもちろん、家の貸出しや、貸出し店舗をコワーキングスペースとして使うことも企画しています。
世界中の物件空き時間を「月単位で」貸し借りする、よじげんスペースをよろしくお願いします。