このプロジェクトについて

  • 1OCRとシステムによる正誤判定を用いて記帳業務を大幅削減「レシる」

ABOUTピッチ概要

「記帳自動入力サービス」のレシるです。レシるを簡単に説明すると、領収書をOCRで自動読み込みし、正しいものと正しくないものを判定。正しくないものだけをユーザに確認してもらう、というシステムです。

 

中小企業庁の調査によると、中小企業382万社のうち、税理士に記帳代行をお願いする企業の割合は24.7%、社内で記帳して税理士等がチェックする企業の割合は63.9%となっています。金額に換算すると、税理士事務所は記帳代行に費やすコストは362.5億円、企業が自社での記帳に費やすコストは1640億円と推定しています。

 

レシるの初期ターゲットは記帳代行している税理士事務所です。将来的に社内で記帳している企業もターゲットとなりますが、彼らも税理士と顧問契約をしています。税理士が利用して便利だと感じるサービスなら、顧問先の企業に紹介しやすく、税理士には、当社から紹介料が入る形になります。そのため戦略的に、先に税理士をおさえにいっているのです。

 

 

税理士事務所は上記の4つのポイントで、課題を感じています。現在の記帳代行は属人的で業務改善がすすまない、とは十数年前から言われているのですが、この危機感に拍車をかけたのが軽減税率です。

 

現在は単一税率なので、日付や勘定科目は1回の入力ですみますが、軽減税率が適用されると複数税率となり、単純に考えると仕訳が2倍になってしまいます。実際には軽減税率が適用される範囲は限定されるので2倍にはなりませんが、それでも一般企業では1.1〜1.3倍、飲食関連企業では1.4〜1.6倍の作業量になるとレシるでは試算しています。

 

 

上は、レシるのデモ動画です。データをアップロードして、クラウドでOCR処理。そもそもOCR認識できなかったものや、正しくなさそうなものにだけアラートがあがるので、ユーザは当該項目だけを修正します。入力したデータはCSVデータにして、各会計システムにいれることも可能です。

 

レシるには、「記帳作業の時間削減(手入力の50%の時間短縮)」「個人の能力への依存脱却」「事務所がより多くの記帳代行業務を請け負うインセンティブになる」というメリットがあります。とくに3つめについてですが、レシるは月額定額で提供していますので、記帳代行を請け負うだけ収益がアップするという仕組みになっているのです。

 

 

OCRを使った領収書の入力は、多くの会計システムが取り組んでいます。レシるでは領収書やレシートは大きく4分類できることを発見しました。その分類に応じた検証ロジックを走らせることで、内容までチェックしているのです。

 

現在すでに税理士事務所数社から引き合いを頂いています。レシるは記帳の現場を革新できるサービス。ぜひ応援をお願いいたします。

 

SPEAKERS登壇者

レシる株式会社 
代表取締役 安楽 繁生 氏

1987年東京生まれ。明治大学出身。大日本印刷株式会社に入社し、紙産業の斜陽化を肌身を持って感じる。 退社後、家電の保証書を電子化する株式会社Warranteeにて、経理等の管理業務に従事。 経理業務のシステムによる効率化が遅れている状態に嫌気がさし、税務、経理業務をもっと便利にすることを目指し2016年7月にレシる株式会社を設立。

COMPANY会社概要

代表者
安楽 繁生
住 所
東京都港区芝浦1丁目13−10 第3東運ビル8F
設立日
2016年7月15日
登壇月
2019年1月
URL
http://book-assist.recielu.co.jp/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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