ABOUTピッチ概要
フライデータの藤川です。よろしくお願いします。
フライデータはシリコンバレーが本社にあるのですが、一昨年から日本にも支店をもっています。創立は2011年、累計で$9Mを調達。私(編注:プレゼンターの藤川氏)がCEO、CFOの三野はモルガン・スタンレーの出身です。また東京大学の松尾准教授、Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏がアドバイザーです。
われわれはミッションに「AI技術を駆使して、企業が持つデータの価値を最大化する」、ビジョンに「AIデータクレンジングのリーディングカンパニーになる」を掲げています。
まず既存事業である「FlyDataSync」は、分散しているビッグデータをリアルタイム分析する仕組みで、SaaSモデルにて提供しています。複数台のサーバで処理を分散し、リアルタイムでビッグデータ転送します。日米で導入企業は増えており、順調に成長しているところです。
次に新規事業である「AI-DMP(Data Management Platform)」、これはいわゆる「名寄せ」です。たとえばM&Aのケースなど、企業活動していると複数のDBを統合しなければいけない場合があります。しかし実質的なデータは同じでも、個人名や企業名の表記ゆれにより、統合が難しいというケースがありました。
このような場合にAIを活用して、高精度の名寄せを実現しようというのが、AI-DMPです。従来は登録した変換ルールで名寄せをするのが限界でしたが、AI-DMPではAIを利用してファジーマッチングが可能となっています。
簡単な例をあげると、「●●町1-2-10」という住所と「●●町1丁目2番10号」が、同じであると判定することが可能、ということです。単体のベクトル化は従来の仕組みでもできたのですが、レコード全体のベクトル化を可能にした点がAI-DMPの新規性です。人間が頭で考えなければならなかったものをAIを活用することで、業務の効率化が進められます。
国内の事例としては、以下のようなものが挙げられます。
・行政におけるレセプトチェック
・金融グループにおける海外顧客マスタの重複検知
・鉄道グループにおける会社横断型データ分析
ほかにもディベロッパーや物流企業など、さまざまな分野に展開が可能です。
以上FlyDataでした。ありがとうございました。