ABOUTピッチ概要
オキナワアイオーの金城です。動画地図アプリ「trevary(トレバリ)」の紹介をさせていただきます。trevaryは「初めての場所における目的地選びの失敗」を解決するサービスです。
これから東京に拠点を移しますが、私(編注:代表の金城氏)は今沖縄に住んでいます。沖縄では飲食店やカフェによく行くのですが、開いてることを確認して行ったにも関わらず、お店が開いていない、ということがたびたびあります。予定が崩れてしまうので困ってしまいます。
また県外から沖縄に遊びにくる知人からは、オススメのお店などを紹介してほしいと頻繁に言われます。現地にいないのに納得の行くお店を探すというのは大変な労力なのは、想像に難くありません。
このような問題を解決するため直感的に楽しみながら目的地を探せる動画アプリ「trevary」を開発しています。
こちらがデモ動画です。trevaryを開くとマップが表示され、現在地に近いスポットの動画を見ることができます。動画を観ている最中に右スワイプすることで、次に近いお店の動画に切り替わります。気に入った場所があれば「ここに行く」ボタンをタップ。マップアプリに遷移して詳細を確認して、あとは足を運ぶだけです。実際に行ったお店の動画を投稿することもできます。
具体的な利用シーンとしては上記のような「せっかく来たのにお店が閉まっていた、近くで代わりになるお店を探したい」といったシーンを想定しています。
ターゲットユーザーはインスタグラムのストーリーズを多用している若い女性です。ユーザーインタビューをしているなかでわれわれは、彼女たちには「自分の体験をいやらしくなく共有したい」というインサイトがあることを発見しました。つまりインスタに写真を投稿して自慢したいけど、いいねを狙っているかのようにみられてしまうことを嫌っているのです。
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trevaryでは現在インスタグラムアカウントを運用。4万人を超えるフォロワーがおり(編注:2019年02月現在)、ここからユーザーを集め、Instagramユーザーのインサイトをとらえながら初期のグロースをするつもりです。
ビジネスモデルとしては主に3つを計画しています。まずは誘致キャンペーンです。アプリ上で動画投稿キャンペーンを行い地方など特定スポットのPRを行います。次に「旅行&飲食コマース」。ホテル、グルメスポット、レンタカー予約などへの予約フィーです。今までテキストと写真の情報しかなかった領域に、動画を提供することで価値を創出。すでに検証を開始していて、実際に売上も発生しています。最後に「行動、消費パターンに応じた広告配信」です。ユーザの行動を解析して位置情報に応じた動画広告や来店クーポンを配信します。
おでかけ情報の取得はテキスト、写真の時代を経て、より疑似体験レベルの高い動画へとシフトしています。また、今までは検索ワードやタグで能動的に検索をしていましたが、受動的な情報取得へと行動パターンは切り替わっています。スマホを片手に観光するため、タビナカでの情報取得がより重要になっていますので、trevaryはそれらをおさえにいきます。
現在チームは4人で運営。私はもともとBASEの最初期のマーケターであり、他にも複数のスタートアップのグロースを支援してきました。この経験を活かし、一緒にプロダクトも作ったことのあるエンジニアと共にtrevaryを成長させていきます。
われわれの目指すビジョンは、「移動距離を増やす」。世界中のあらゆる場所を疑似体験できて、足を運ぶきっかけをつくりたいのです。trevaryが、移動における最初のきっかけになるようにしたいと考えています。