ABOUTピッチ概要
本日皆さんにご紹介したいのは、医療相談アプリ「LEBER(リーバー)」、日本初のサイバーホスピタルです。混み合った病院の待合室、医師の過重労働、膨らみ続ける日本の医療費といった問題を解決していきます。
遠隔医療には、大きくオンライン診療と医療相談の2つがありますが、LEEBERがフォーカスしているのは後者の医療相談。2018年4月にオンライン診療が法制化されまして、診療報酬がつくようになりました。ただ、このオンライン診療には大きな問題が3つあります。
1つ目は医療機関での対面診療が必要な点。一度でも対面で医師と面談をしていないと、オンライン診療は行えません。2つ目は医師の時間が外来と同じぐらいかかってしまうこと。下手をするともっとかかってしまう場合もあります。最後が致命的なのですが、診療報酬が安い点。そのためシステム利用料を払ってしまうと、医療機関にとって大きな赤字になってしまいます。
このような背景があって、オンライン診療はほとんど広がっていません。しかし我々は、医療機関を介さない、医師と患者のプラットフォームが日本には必要だと考えております。そのためLEEBERを開発しました。
LEEBERは医療相談のためのアプリです。チャットボットが研修医の代わりとなって先生をサポート。これにより医師の相談時間を短縮します。通常の病院だと医師や看護師が問診を行いますが、LEEBERではチャットボットが問診を実行。ユーザーである患者はスマートフォンを利用しているので、写真や動画を添付して、例えば咳の状況などの詳細を知らせられます。
デジタルの問診票を約3分でチャットボットとともに作り上げ、できた問診票を医師が確認。最速1分程度で医師から疑われる病気の名前、対応についてのアドバイスが届き、加えて医師がお勧めの市販薬を教えてくれます。通常の外来では10~15分を1人の患者にかけていることに鑑みると、とてつもない時間の短縮です。
先ほどもお話しましたが、医療費は現在42兆円を超えていまして、2025年には55兆円に上ると予想されています。LEEBERは医師が市販薬をお勧めするという、未だかつてなかったビジネスモデルにより、10兆~15兆円の医療費を削減していく考えです。
現在LEEBERは様々な形でつくば市、新潟市、内閣府などの行政からも支援いただいています。LEEBERを一緒に広げるパートナー募集中です。ご清聴ありがとうございました。