このプロジェクトについて

  • 1AIを使った運転代行プラットフォーム

ABOUTピッチ概要

琉球大学と共同で人工知能を用いた運転代行のプラットフォームサービスを開発しているAlpaca.Labです。

 

東京ではなかなか見ないかもしれませんが、地方に行くと運転代行サービスというものがあります。主に飲酒等で運転できなくなった人の代わりに車を運転してあげるというサービスです。運転代行は全国で8850もの業者がおり、市町村に必ず1~2社はいて、その中でも沖縄が突出して多いことがわかっています。推定680億円程の市場です。

 

 

これだけ認知度の高い運転代行にもかかわらず、料金設定の不明瞭さ、安心・安全かわからない、呼ぶのに手間や時間がかかってしまうという課題を抱えているため、そのイメージは非常に悪い。また業者の多くが適切に運行されていないという実態もあります。価格が決まっていないので過度な価格競争が起きて、今ではタクシーより安いですし、行政もほとんど実態を把握できていません。

 

 

そこでAlpaca.LabはIT企業として、まずはプラットフォームサービスを作り、運転代行業者の業務効率を上げたいと考えています。業務支援システムで日常業務を効率化し、運行管理やお客様の注文をきちんとナビゲートしていく仕組みを作っているところです。

 

運転代行はタクシーと違い、どんなドライバーが来てくれてもいいというわけではなく、自分の車をきちんと運転できる方に来てほしいという特徴があります。例えば自分の車が高級車なら高級車の運転に慣れたドライバーに来てほしい、マニュアル車ならマニュアルの免許を持ってる方に来てほしいといった具合です。もちろん明朗会計も大事なポイントとなります。

 

運転代行は20年間、一向に良くなっていない業界です。これは各地域の代行業者や行政などの仲が非常に悪いことげ原因。しかし我々は、「琉球大学と若手ベンチャーが一緒になって新しいサービスを作っており、一旦ケンカをやめてプラットフォームを作りましょう」と言って、企画段階から運転代行のプレイヤーを巻き込んでいます。これが我々の最大の強みです。

 

 

運転代行業界は現在、酔客(すいきゃく)に依存したビジネスモデルになっています。他方で運転代行の自動車は、夜の8時から朝の5時まで、荷物と人を運べるサービスにも関わらず、ほとんど稼働できていません。この余剰リソースを活用することで新たなビジネスモデルに展開できないかと考えています。

 

「課題最新県の沖縄から課題解決のスタンダードを」。地域の課題解決をすることが全国の課題解決をするという最初のモデルを作っていきたいと思っています。ご清聴ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社Alpaca.Lab 
棚原 生磨 氏

北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科にて教育工学を専攻し、修了後は株式会社JMCに入社、学校教育市場のITコンサル経験する。その後、沖縄県に戻り公益財団法人沖縄科学技術振興センターにて産学連携事業を担当する。2018年8月に産学連携事業を主体とした株式会社Alpaca.Labを設立し、代表を務める。現在は国立大学法人琉球大学および公益社団法人全国運転代行協会沖縄支部と連携し、運転代行業プラットフォームサービスの開発を進めている。

COMPANY会社概要

代表者
棚原 生磨
住 所
沖縄県那覇市安里1-8-4 2F
設立日
2018年8月27日
登壇月
2019年09月
URL
https://alpacalab.jp/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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