このプロジェクトについて

  • 1オープンな活動をトークン化してサステナブルな活動支援「Dev」

ABOUTピッチ概要

ブロックチェーンでサステナブルな活動を支援するトークン「Dev」というサービスを作っているフレームダブルオーです。

 

世界にはオープンなデータやコード、論文、写真、音楽、動画など、誰かが公開したオープンな創作物が溢れています。LinuxやAndroid、Bitcoin、Ethereumもオープンな活動から生まれました。オープンアクセスの論文は研究者の90%以上が活用しており、オープンな活動は現代的なイノベーションの源泉になっていると言えるでしょう。

 

ただオープンであるがゆえの課題もあり、オープンな活動の83%は1年以内に開発を終了しています。また54%以上のプロジェクトが貧困基準以下の収益しか得られていないません。オープンであるがゆえに収益化ができず、活動が継続できないという構造的な課題を抱えているのです。

 

 

理想は活動そのものが収益を生み出せる状態になること。ブロックチェーンを使ってその状態を実現するサービスが「Dev」です。公開されているオープンソースや論文、音楽や動画などを、ブロックチェーンによって資産化しマイニング報酬を得られるようにします。Devはマイニングして得たトークンを基軸通貨とした経済圏を構築。経済的な評価に悩んでいたオープンな活動が、評価され収益化するための世界初のスキームとなっています。

 

 

Devはオープンな活動をすればするほど報酬が入るという仕組みです。例えばソフトウェアの開発、音楽の公開、勉強会の開催など、あらゆる活動が報酬に繋がります。

 

インフルエンサーに適した、ブロックチェーンを使った個人の収益化サービスは既に存在しますが、Devとそれらの違いは、資産の作り手を認証している点です。Devのユーザは必ず何かを作っており、それが証明されます。多くの支援を集めるために個人がインフルエンサーになる必要はなく、真面目に作りたいもの、研究したいもの、それらを作っていれば報酬に繋がるというスキームです。

 

Devはオープンな活動を資産化するミドルウェア。単一のプラットフォームではなく、様々なプラットフォームにサービスを提供します。ブロックチェーンの使用については心配する方もいるかもしれませんが、Devの仕組みはリーガルチェックを既にクリアしていて、法律上も安全です。

 

Devが作ろうとしているのはプラットフォームではなく、ネットワーク。公平な分配、オーナーと貢献者、関係者全員が公平に収益を得られる世界観を目指しています。

 

2018年にDevのβ版を公開し、1500のOSS(編注:オープンソースソフトウェア)で既にご利用いただいています。月間あたり65億ダウンロードされており、すでに報酬を分配。Devと同じような課題意識を感じているMicrosoftやSIOSなどのテクノロジー企業からスポンサーシップも獲得しています。

 

現在は開発者をターゲットにしていますが、今後はゲームや音楽クリエーター、研究者や学生、最終的には地域コミュニティや公共団体でも展開予定です。世界中でDevが使われることによって、今まで社会にとって必要な活動をしていたのに収益を得られなかったクリエーターの生き方をDevは変えていきます。ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

フレームダブルオー株式会社 
aggre 氏

FRAME00, INC. の CTO で、オープンな活動の持続可能性のためのトークン "Dev" を開発。行動分析ベンチャーのレイフロンティアにてフロントエンド開発と UI/UX デザイン、ウェブメディア WWD JAPAN のテックリードを経て現職に就任。Polymer Japan (現Web Platform Study Group) など OSS コミュニティも運営する。

COMPANY会社概要

代表者
原 麻由美
住 所
東京都渋谷区桜丘町12-10 住友不動産渋谷インフォスアネックス1階
設立日
2015年8月24日
登壇月
2019年09月
URL
https://devtoken.rocks/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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