このプロジェクトについて

  • 1東南アジアの産直プラットフォーム「SECAI MARCHE」

ABOUTピッチ概要

皆さんこんにちは。SECAI MARCHE(セカイマルシェ)の杉山亜美と申します。私たちは現在、東南アジアマレーシアで産直プラットフォーム事業を行っています。これは生産者と消費者をダイレクトにつなぐことで双方のビジネスチャンスを創出するプラットフォームです。

 

6年ほど前、私はそれまで勤めていた企業を退職し、マレーシアで初めて起業しました。地元静岡の県産品である日本茶を取り扱い、現地でお茶の卸とお茶カフェを開業。その際食材の調達・仕入れにとても苦労しました。。仕入れる立場からすると、必要な商品や欲しい商品はたくさんあるのに、情報がバラバラでなかなか見つからない、やっと商品が見つかってもそれを農家や生産者が運んでくれない。「見つけずらい」「買いずらい」こういった課題があったのです。

 

一方で生産者にとっては、外食産業の需要が具体的にわからないし(国を越えればなおさら)、わかったとしても適切な配送方法がなかったり、既存の流通手段が効率化されていないことによってコストが合わなかったりします。流通に係る金額が高くなってしまうと、結果的に結局売ることもできません。日本からお茶を販売する卸売業者として、同じ課題を持っていました。

 

そこで私は、情報と物流を集約できれば、商品はもっとスムーズに流れるのではないかと考えました。これを実現するのがSECAI MARCHEです。

 

 

生産者はSECAI MARCHE上で商品を掲載し、受注があったら一括で納品。これだけで今までリーチできなかった顧客に接点を持てるようになります。他方の需要者(外食店舗や小売店舗)はSECAI MARCHEを使えば、様々な商品をより簡単に見つけることができ、1商品は少量であっても纏めて一括で便利に購入することが可能になりました。

 

さらには、需要者は受発注や支払いの業務が効率化されることにより、その他のプロダクティブなタスク、例えば仕入れ内容の見直しや、顧客単価を上げるような商品開発に時間を割けるようになります。

 

SECAI MARCHE現在、主にマレーシアのホテルやレストラン需要者において使われています。また、生産者の半分は東南アジア、残りの半分は日本産の農産物です。産地直送というコンセプトから生鮮野菜・果物からスタートしましたが、現在では乳製品や加工品、シーフード、お肉などにカテゴリーを広げています。

 

 

今後はより魅力的な商品を増やすこと、ユーザーにとって究極に使いやすいシステムにすること、この2点に注力していきます。欲しい商品が増え、使いやすくなれば顧客数が増え、そこに掲載したい生産者が増えていく、このポジティブサイクルを描いています。成長するASEANで外食産業流通規模10兆円のうち、まずは3か国、5兆円がターゲットです。

 

「いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ」とはスティーブ・ジョブズの言葉ですが、SECAI MARCHEは世界にある素晴らしいものをつなぐ流通システムの構築をもって、生産者と消費者の生きがいや働きがいを創造していきたいと考えています。以上です。ご清聴ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社SECAI MARCHE 
杉山 亜美 氏

CEO/Founder at Secai Marche. 米国にてExercise Scienceを学び、 企業の健康経営講演等。マレーシアにて日本茶輸出入とカフェ経営後、デロイトトーマツを経て、現Secai Marche 代表。東南アジアの産直プラットフォームを行う。

COMPANY会社概要

代表者
杉山亜美、早川周作(共同代表)
住 所
Shinagawa-ku, Tokyo
設立日
2018年7月
登壇月
2019年10月
URL
https://www.facebook.com/secaimarche/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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