このプロジェクトについて

  • 1車の個人売買マーケットプレイス「Ancar」

ABOUTピッチ概要

株式会社Ancar(アンカー)の城(ジョウ)と申します。

 

僕の実家は車の整備工場で、この業界は今斜陽産業です。僕もそこで働いてみて、非常にアナログで、人の命を守る車のお医者さんであるはずの整備士の方々は、お世辞にも社会的地位や待遇がいいとは言えず、さらに消費者との情報の非対称性が非常に大きい、といった業界の課題を感じて起業しました。ITの力で消費者と自動車産業にとって、より安全な社会を作りたい、ITの力で業界の透明化を図りたいと考えています。

 

現在展開しているサービスは、車の個人間売買のプラットフォーム「Ancar」。車を売りたい人と買いたい人を安心・安全にマッチングするサービスです。

 

 

既存の中古車の流通は上図のような構図になっています。ここでの課題は、中間マージンが非常に大きいということです。価格が高くなるので当然。消費税額も大きくなります。何より重要なのは、安全性に関する情報が失われていってしまう点です。外見だけが評価対象となり中身はほぼ確認されることなく値段を付けられて流通していると、こういった問題が生じてくるのです。

 

その点Ancarは、全国の整備工場と提携し、車の中身をしっかりチェックしていただくことで、安全性を担保した個人間売買を実現しています。個人間売買なので中間マージンはありませんし、消費税もかかりません。特に高価格な車には影響が大きい点です。Ancarは今、車の新しい評価基準を作り、新しい流通、経済圏を作り出そうとしているのです。

 

さてAncarのビジネスの裏付けとなっている提携の整備工場は、全国に1000店舗以上ありまして、これが我々の優位性です。ネットオークションやフリマアプリでも、実は車の個人間売買はされているのですが、安全性の担保がされていないため、高価格帯車両にユーザーは手が出せないという状況になっています。しかもは車の取引の手続きは複雑なので、一般ユーザーは手が出せません。

 

それに対してAncarは、全国の工場ネットワークによって安全性を担保し、そのネットワークで手続きの代行をサポート。結果としてAncarでは、他社では絶対に取引がされない高級車をメインに取り扱っています。

 

 

現在ラインナップ状況としてはこのようになっており、結構な高級車が並んでいますし、実際にこれが成約しています。売り手も買い手も既存流通で取引するよりも10~15%ほど得するような仕組みとなっています。

 

会員数、出品数、査定数等も順調に伸長していまして、特にGMVと売上が爆増しているという状況です。その理由としては、車両保管と作業はすべてAncarが代行し、しかも即金支払いの新サービス「おまかせ出品」がユーザーの利便性に適っているということが挙げられます。

 

さらに整備工場とユーザーのマッチングサービスも展開していまして、車の売買だけでなく整備などで継続的にユーザーをフォローすることにより、人と車のデータを蓄積、データプラットフォームを作っていこうとしています。

 

以上です。ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社Ancar 
代表取締役 CEO 城 一紘 氏

1981年9月生まれ。関西学院大学経済学部卒業後、オンワード樫山を経て、グリーにてネイティブプラットホーム立ち上げに参画。その後、70年以上続く実家の整備会社に入り業界の課題を痛感。課題を解決するべくAncarを創業。

COMPANY会社概要

代表者
城 一紘
住 所
東京都品川区東五反田1-4-1 ハニー五反田第2ビル 4F
設立日
2015年1月27日
登壇月
2019年12月
URL
https://ancar.co.jp/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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