ABOUTピッチ概要
株式会社リマイン代表の小林です。リマインは「悩みを言えない人を0にする」をビジョンに掲げ、メンタルヘルス系事業を展開しています。
幼少期に母親が自律神経失調症を患ったことで、私は自然と心の病に興味を持つようになり、大学で心理学やメンタル疾患について学びました。そこで気付いたのは、精神疾患の方に向けたサービスや治療法等はあるものの、その一歩手前の方に向けたサービスは少ないということです。そこで病むことを予防するサービスやメディアを運営したいと思い、リマインを立ち上げました。
2019年7月から運営しているメディア「Needy」は恋愛や仕事等人々が抱えやすい悩みをピックアップし、解決法を提示しています。メディアを運営して分かったのは、ユーザーは身近な友達への相談を好まず、精神科に行く基準も分からなくて、カウンセリングやコーチングにハードルの高さを感じ、誰に相談すればいいのか判断できないといった状況に陥っているということです。
そこでリマインは、悩み解決のプラットフォーム「as9me(アスクミー)」を開発しています(編注:2020年5月を目処にサービス提供開始予定)。例えばユーザーが「夜眠れないんです」と投稿したら、カウンセラーや占い師等メンタルケアの専門家から、無料で1人1回答のアドバイスがもらえるという仕組みです。
ユーザーがSNS連携することにより、専門家がユーザーの背景を知った上でアドバイスできる仕組みも検討しています。ちなみにもしかしたら占いに半信半疑な方もいるかもしれませんが、診断を受けることで気持ちが軽くなるというケースもあり、そういった意味で悩み解決には有効だと考えています。
相談用プラットフォームは以前から存在しますが、多くのサービスは1ユーザーに対して1人の回答者しか選べません。そこでas9meは1対複数、かつプロの方に相談できるという今までにない領域を攻めています。プロダクトへの流入経路は主に自社メディア、SNS、協賛企業の3つです。
占い・スピリチュアルは約1兆円、健康管理支援は約7000億円〜8000億円という非常に大きな市場規模ということから、軽度の悩みを解決する市場は1兆円規模と推定しています。as9meはこの大きな市場を攻めていくつもりです。
マネタイズはユーザー・専門家・企業の三者からいただきます。ユーザーからは「お気に入り登録」など、より自分に合った専門家が見つけられる有料課金プラン、専門家には「回答の上位表示」など自己PRがしやすい機能が搭載された有料課金プラン、企業へはリマインが抱える専門家を派遣し、企業の福利厚生として使っていただく予定です。
現在はサービスを開発している段階ですが、サービスリリース後にはカウンセラーやセラピストとの連携を強化し、最終的には医療・学校・企業との連携まで実現したいと考えています。