ABOUTピッチ概要
SaaS型ホテル事業者向け運営無人化サービス「DotHOMES」を提供しております、株式会社DotHomesです。
ホテル業界は日本の全産業の中で、最も人材が不足している業界です。採用が難しい上に離職率もNo.1なので、人を採用してもすぐに抜けるという悪循環に陥っています。東京オリンピックに向けてホテルがどんどん建設されていますが、人材不足で運営ができない施設が増えているのが日本の実情です。
そこでDot Homesは人材採用や教育が不要になる、ホテルの運営無人化サービス「Dot Homes」を提供。ホテルのフロントマン等が行うチェックイン・アウト業務やコンシェルジュ、バックオフィス業務の料金調整や在庫調整等をIoTによって自動化。さらにコンシェルジュ業務はクラウド化して、Dot Homesのカスタマーサポートセンターにて日本のホテルのコンシェルジュを一括で請け負うというサービスです。
2018年6月の法改正によってホテルの無人運用が可能になりました。そこでホテル事業者にタブレット等のIoTデバイスを提供し、スマートチェックインサービスも展開しています。ホテル売上の15%から25%を、ホテル事業者から手数料として頂戴するビジネスモデルです。
Dot Homesは2017年にサービスを開始。特に山梨県周辺で重点的に展開していて、1室あたり月20万円以上の収益が安定して得られるようになりました。東京のタワーマンションを賃貸するのと変わらない収益が、山梨県等の地域で実現出来ていることが一つの魅力です。
山梨県等の地方観光地は、今後旅行の主役になっていきます。2016年時点で、国内旅行者の70%以上が地方観光地に宿泊。東京等の都市部に住む人がさらに増えれば、地方に旅行する機会も増加するでしょう。インバウンド需要も増えていますが、外国人旅行者の半数以上が訪日2回目以降です。1回目は都市部を回りますが、2回目以降はユニークでローカルな体験をしたいと、地方観光地に訪れる人も増えています。
しかし地方観光地には、多言語対応していて、かつ手軽に泊まれる施設はあまりありません。人材不足によりホテルを増やせないことも大きな問題ですが、地方にはもう一つ大きな課題があります。スキー場のようにシーズンによって収益が大きく変動することで安定的な収益が生みにくいことも、地方観光地ならではの問題点です。
Dot Homesはこの問題に対し、大手ハウスメーカー様と共同してトレーラー型の客室を開発し、「移動ができるホテル」を実現しました。。稼働率が急増するハイシーズンに合わせてホテルの客室自体を移動させることで、地方でも常に高い稼働率を維持できます。さらにオンライン上の在庫データを元にホテルの需給バランスを予測するマップも開発したので、需給予測に合わせてホテルを移動させることができます。これから数年後以内には自動運転が実用化されるかと考えているのですが、その時にはシーズンに合わせてホテルが自動で移動する時代となっていると思います。
以上です。ありがとうございました。