ABOUTピッチ概要
ダイヤモンドメディア株式会社の岡村です。不動産業者向けの集客サイト構築パッケージ「ダイヤモンドテール」と、不動産業界特化型DXプラットフォーム「Synca」を運営しています。今回は新規事業であるSyncaの話をさせていただきます。
現在不動産テック市場が伸びており、関連サービスは300以上、市場規模は2020年に約6200億円規模になると言われています。そんな中でダイヤモンドメディアが注目しているのは賃貸市場です。
賃貸取引は今まで紙ベースでしたが、現在全てのやり取りを電子化するための実証実験に入っています。それに合わせて取引をデジタル化するためのサービスが続々とリリースされている状況です。
(参考)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55082600R30C20A1TCJ000/
しかし不動産業界は元々紙、電話、FAXの文化が強い上に社内にITに詳しい方が以内場合も多く、どのサービスを使えばいいか分からない、基幹システムとのデータ連携が大変、現場からの反対があるといった声を聞きます。またバリューチェーンが非常に複雑なので、デジタル化してペーパーレスになるはずが、FAX・電話・デジタルの併用になって更に複雑化するのではないかという危惧もあります。
そこでSyncaはDXコンサルティング、Synca、BPOサービスを提供し、DX設計やデータ連携設計、提供サービスの紹介等を行い、最終的には不動産管理会社のノンコア業務を全部代行して、電話やFAXなしで運営できる状況を整えます。
また裏側では各不動産テックサービスが各々API連携していて、開発コストやメンテナンスコストがかかっている状況です。そこでSyncaがハブになってAPIエコノミーを作ることで、各社の負担を下げ円滑に連携できるよう働きかけています。
われわれは不動産賃貸に関するバリューチェーンの各種データを連携させることで、バラバタになっているデータを繋ぎ、活用しやすいデータベースを構築予定です。
例えば実際にデータを連携させると、現在は部屋探しをしている人が問い合わせをしても仲介会社を経由して管理会社へ聞かないといけないため返答に時間がかかっていたものが、すぐに返答できるようになります。ただ重要なのは、裏側のデータが繋がっていること。ダイヤモンドメディアは生活に関する全てのデータを裏側で繋げて、次世代のスマートライフを実現したいと考えています。
現在はスタートアップから、創業10~20年という様々なサービスや企業と連携を進めているところです。ダイヤモンドメディアは不動産業界という一筋縄でいかない業界に対して、長年培ったノウハウとコネクション、ポジショニングという強みをもって挑んでいます。Syncaによって不動産業界にAPIエコノミーを構築していきます。以上です、ありがとうございました。