ABOUTピッチ概要
株式会社SPeakの唐橋です。SPeakは「日本を世界中の若者がはたらくDESTINATIONにする」というビジョンに掲げて活動しております。
私は2001年に16歳で単身アメリカに渡り、現地の高校・大学で世界中の若者と切磋琢磨してきました。ただ私は日本人なので、日本が「キャリアの目的地」になる可能性に期待しつつも、課題を強く感じています。
どうしたら日本企業がさらにグローバルになれるのか。思い出したのは、大学時代にインターンシップをしていたボストンキャリアフォーラムでした。これは年1回、世界中から主に日本企業への就職を希望するグローバル新卒が、アメリカのボストンに集まるビッグイベントです。
私たちのグローバル新卒には日本国内の大学・大学院で学ぶ外国籍留学生や、日英バイリンガルの日本人なども含まれますが、なぜこういう学生が今求められているか。簡単にいうと、人がいないからです。
日本企業はよりグローバルに、もしくは社内のダイバーシティを広げて成長しないといけません。国の政策支援もあって、グローバル新卒市場のCAGR(年平均成長率)は20年間で5%ほど伸びています。
しかしキャリアの目的地としてはどうでしょうか。現実には日本の大学・大学院を卒業した留学生の内7割もが、帰国せざるを得ない状況になっています。その理由は日本の独特な就職活動です。
私の友人のMarkはアメリカのトップ15の大学を卒業したのち、慶應大学に進学しました。トリリンガルの優秀な方です。しかし日本の就活に乗り遅れて、大企業での就職口が絶たれ、なんとか中堅企業に就職したもののマッチせずに帰国しております。
日本はこんな優秀な人材を手放す余裕はないはずです。ここに課題を感じて、SPeakは2019年9月からキャリアメディア「JPort Journal」をの運営を開始。日本語と英語で情報提供しています。
そんなSPeakが今回プレゼンさせていただくのは「JPort Match」です。2020年7月1日から企業向けの事前受付をスタートしています。
まず企業は自社のコンテンツをJPort Matchに公開。すると自社のペルソナに合うターゲットが設定され、マッチングレコメンドされます。そこからグローバル新卒へのアピール、エンゲージメントと繋げられるのです。JPort Match上にはイベントやインターンシップ、新卒採用の情報も掲載でき、管理画面はチームでの作業も可能です。
さらにJPort Matchはダイレクトマッチングアプリでもあるので、学生からのコンタクトも来ます。近年は人材紹介や外国人向けの人材派遣などのサービスが多く存在しますが、JPort Matchはホワイトカラーのグローバル新卒をオンラインマッチングするサービスとして棲み分け可能です。
例えばある大手食品会社は海外売上比率が16%で、この数字をさらに上げたいと本気で取り組んでいました。ただ社内に適任者がいないので留学生が欲しかった。伝統的な採用手法では費用対効果が見込めず、効率的にオンラインで留学生と出会う方法を探していたそうで、JPort Matchに期待いただいています。
またSPeakの大きな目的は「ボーダーレスな日本をつくる」ということもあって、大手製薬企業のHR責任者やHR分野の大学教授など、HR業界の著名な方々にもご協力をいただいている状態です。
学生ユーザーは現在1400名を突破。外国籍の留学生だけでなく日英バイリンガルや海外大学でIT専攻・日本語専攻をする学生など推定100万人の学生を、順次獲得していきたいと思っております。この分野においては、既存のサービスとは差別化ができており、圧倒的No.1を目指していきます。
成長戦略としては、にはインターン・新卒だけにとどまらず、企業向けには第二新卒やマーケティング調査、そしてグローバル拠点採用まで提供していく一方、学生ユーザー向けには、日本への留学や海外から日本への就職、留学生が困るファイナンス、住居の案内なども自社開発・他社との連携や提携をしながら提供していく予定です。
マーケット規模は、インターン・新卒、第二新卒、マーケティング調査、グローバル拠点採用で1,374億円程度、成長戦略であるファイナンスや住居の分野も合わせると4,000億円の市場規模と見積もっております。市場規模よりも成長率にご注目ください。20年間で年平均5%伸びている成長市場でサービス展開しています。
SPeakのミッションは「グローバルなヒトがグローバルな会社をつくる」こと。日本を、そして日本に関連のある会社とヒトをボーダーレスにするため、みなさまの応援をお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。ありがとうございました。