このプロジェクトについて

  • 1日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」

ABOUTピッチ概要

株式会社Saolaの上尾(あがりお)です。よろしくお願いします。

 

国内の労働人口の減少、ダイバーシティ・インクルージョンの推進、国内市場の縮小等を背景に、現在在留外国人が日本の労働市場で求められています。

 

 

一般的な在留外国人の留学生は、母国から日本に来て日本語学校を卒業するか、大学で学んでから就職というキャリアを形成している方が多いのが実情です。日本語学校では留学生に日本語を教えるのはもちろん、日本の文化を伝え、日本での生活やキャリアを支援する役割を担います。

 

在留外国人を増やそうというものですから、留学生も日本語学校も増加傾向です。新設・増設される日本語学校は80校近くなる年もあり、ベトナム人を中心に留学生の数は増加。しかし留学生は増加しているものの、日本語の教師数は横ばいで、生徒の対応が年々難しくなっている課題があります。

 

日本語学校の多くは、学校法人ではなく株式会社です。そのため教育方法に関する取り決めがなく先進的な取り組みが実施しやすい、意思決定速度が速いといった点が特徴です。この点、昨今のコロナ禍において必要なツール等に変化が生じてきました。

 

日本語教師約100人にヒアリングを行ったところ、出席管理を楽にしたい、オンライン授業ツールは日本語教育に対応していない、生徒とコミュニケーションや分析できるできるツールが欲しいといった声が上がっています。既存のLMS(学習管理システム)は日本語教育に適したサービスが少なく、管理が煩雑化しているため、オンライン授業を無理なく持続的に実施したいという要望が多く上がっているのです。つまりオンライン教育のインフラ構築の必要性が出てきていると言えます。

 

そこで弊社では、日本語教育のオンライン化を支援する、日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」を開発しました。

 

 

Saolaは2つの強みで日本語学校のオンライン化を支えます。1つ目はAll in One。授業計画のクラウド化、授業のオンライン化、課題・テストのオンライン化、生徒個人の進捗管理等が、Saolaならすべて実施できます。またすべてがオンライン化されているため、集められたデータから学習方法の比較や、生徒の育成方法の検討も可能です。

 

またシラバス作成などのコースデザインから、宿題管理等の事前準備、オンライン授業、採点、面談など、現在はそれぞれ異なるツールを使っていますが、Saolaを使っていただければこれらすべてを一つのプラットフォーム上で実施できます。

 

 

Saolaの特徴の2つ目は生徒のモチベーション管理です。学習満足度、人間関係満足度、生活満足度等を定点的に把握します。サーベイを毎日・毎月取得し、生徒個人のパーソナリティを可視化。教育サービスで生徒のモチベーションを定点的に測れるサービスは少なく、特に日本語教育分野だと日本初の取り組みとなります。

 

 

Saolaは将来的に、学習管理だけでなく、教育 × Lifestyle で多文化共生を実現する在留外国人のエコシステムを構築していきます。在留外国人のパーソナリティを可視化できれば、例えば日本での口座開設や不動産案内等のライフスタイルを提案したり、災害時におけるコミュニケーションや日々の相談窓口になったりと、社会課題の解決にも繋がります。在留外国人が関わるあらゆるステークホルダーとの間で、定量的なパーソナルデータを活用することで、在留外国人とステークホルダーを繋げる「共創基盤」が創造できるのです。

 

最後に、Saolaは「在留外国人の日本での経験をより豊かなものにする『共創基盤』を創造します」というビジョンを掲げています。ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社Saola 
上尾 透眞 氏

1998年4月生まれ。立教大学 経営学部在学中。高校時代から4年間飲食店でアルバイトをはじめ東南アジアの多くの人々と共に仕事をする。NPO法人UMINARIにてHead of Business Developmentを務め、国連環境計画の受託事業を担当するなどソーシャルイノベーションに関わる。前職 Deloitte Tohmatsu Venture Supportでは主にベンチャー企業と大企業の協業を生み出す支援を行う。 現、株式会社Saola 代表取締役 ベトナムフェスティバル2020 実行委員会

COMPANY会社概要

代表者
代表取締役CEO 上尾 透眞
住 所
東京都渋谷区神南1-20−2 第一清水ビル 3F
設立日
2020年4月9日
登壇月
2020年8月
URL
https://saola.co.jp/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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