ABOUTピッチ概要
株式会社ビデオマッチングの満居と申します。よろしくお願いします。求職者と企業が互いに自己PR動画を使ってアプローチできるマッチングサービス「VIDEO MATCHING」を展開しています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で求人数が減り、人材マーケットは買い手市場に転換しています。特に既卒や第二新卒、フリーターなど、若手未経験層の求職者数が増加中。この若手未経験層は元々マーケットが大きく、年収が少ないために人材紹介報酬も低くなるので、大手転職エージェントが狙わない領域です。
一方でこうした若手未経験層が欲しい企業は、採用難易度は低いものの慢性的に人手不足の業界。しかし知名度こそ低いものの優良企業も多いので、両者をマッチングしようとビデオマッチングは考えました。
双方のペイン(課題)は何でしょうか。まず求職者側のペインは、職歴が浅いため履歴書に自信が持てないこともあって、通常の転職活動では書類選考で落ちてしまうことです。企業側のペインは、不人気業界や地方企業のため、企業PRや認知施策に課題があり、若い求職者を惹きつけられないこと。両者に共通するのは、文字だけのアピールだけに限界を感じている点です。
ところで昨今若手未経験層の採用には、3つの社会変化が起きています。若い求職者に対する企業PRが重要だと認識し始めていること。次に求職者から、その企業での働き方やどんな社員がいるのか、その会社の雰囲気など、社内を「見える化」してほしいという要望が上がるようになったこと。
最後にコロナ禍で非対面化・リモート化が進み、オンラインで対応する企業が増えていること。併せて若者のライフフィット思考も加速し、リモートで仕事をするなら住環境を大事にしたい、地方に住む選択肢も視野にいれているという声も増加しています。「これらの課題はすべて動画で解決できる」。これがビデオマッチングの着眼した点です。
VIDEO MATCHINGの仕組みは非常にシンプルで、求職者側と企業側とが動画を使ってアピールし合います。企業はオフィスや社内会議の様子から、若い従業員がどういったモチベーションで働いているかなどの生の声まで、全て可視化できるのです。
サービスの特徴は3つあり、1つ目は10代〜20代の日常では、動画やSNSの占める割合が非常に大きいという調査結果があることもあって、動画を活用していること。2つ目は、動画の活用により非接触でもお互いの雰囲気が分かること。地方・都内など場所も問いません。むしろ今後はオンラインの時代になるので、オンライン対応の適性も測れるところが利点という声も、企業側から出てきています。
3つ目は簡単で続けやすいこと。よくあるWEB記事型の人材マッチングサービスだと、記事の運用や更新に手間がかかるという課題があり、外部委託すると今度はコストがかかってしまいます。しかしVIDEO MATCHING利用者のうち、約6割が2週に1回以上、約3割が週に2回以上サービスを更新。この更新頻度の高さから、利用の手軽さが感じられます。
またVIDEO MATCHINGはあくまで認知・興味を持たせるツールなので、いわゆるWEB面接ツールとは競合ではなく、協業できると思っています。VIDEO MATCHINGを面談前の効率化に使っていただくことも可能です。
利用料は月額定額制を採用しています。何人マッチングしても同じ金額です。
私は元々広告会社に勤めており、プロモーションやタイアップ、メディア連携等に強みを持っています。大手人材会社とタイアップして、動画の完全リモート制作も受注。1か月当たり約20動画を量産できる態勢を組んでいて、企業動画を集めていきます。また地方自治体や大学とも連携し、大学からは大学生と企業とのマッチングシステムを既に受託しました。
採用マッチング市場規模は1500億円ですが、人材サービス産業全体では9.5兆円の市場規模があります。今後はこの人材サービス全体を狙っていきたいと思っております。以上です。ありがとうございました。