ABOUTピッチ概要
株式会社ペンマーク代表の横山と申します。ペンマークは設立2期目の学生スタートアップで、私は慶應義塾大学の4年生です。履修管理SNS「Penmark」を運営しております。
これまでの沿革としては、2019年3月に慶應義塾大学版の履修管理アプリβ版をリリースし、約1か月で1万人以上の会員登録いただきました。2020年4月には、100大学対応版の正式版アプリをリリース、現在のアプリ会員登録数は3.5万人です(編注:数字は2020年9月時点)。
Penmarkは履修管理をフックにした、大学生向けコミュニケーションプラットフォームです。慶應義塾大学でのシェアがとても大きく、リリース1年目で慶應生2.8万人の40%、2年目で60%の学生が利用しています。
アプリの具体的な機能は、「履修登録機能」と「授業内トーク機能(SNS機能)」の2つです。履修登録機能では、例えばアプリにログインした状態で「水曜3限」をタップすると、インターネット上に公開されているウェブシラバスから水曜3限の授業が検索され、ワンタップでシラバスの閲覧やアプリ内に時間割登録ができます。
SNS機能は、同じ講義の履修者とアプリ上でつながれる機能です。友達になって時間割を共有したり、授業内トークでノートや過去問、課題など授業に関する情報共有が可能。このように履修管理ツールをフックに、履修管理コミュニティを形成しています。
今後は履修管理だけでなく、大学生活に存在するあらゆる情報交換をアプリ上で実現する「タイムライン機能」を導入します。就職活動やサークル探し・アルバイト探し・家探し・ゼミ探し等大学生活に根付いたカテゴリを用意する予定です。
プロモーション戦略は、大学別SNSマーケティングを100大学まで展開、強化していきます。ハーゲンダッツ社の協賛による無償のアイスプレゼントキャンペーンや、サークルや学生団体への協賛、web上でのキーワード広告配信等を実施し、2021年春には会員登録20万人の純増を実現する見込みです。
マネタイズ戦略は、学生市場と親和性の高い、就活・アルバイト・賃貸・資格・旅行・クレジットカードなどの領域で事業会社と提携し、学生送客によるマネタイズを行っていきます。イメージは大学生協のDX、web上でのリプレイスです。大学生協は単年で2000億円弱の売り上げ規模があるので、これをPenmarkの売り上げポテンシャルとして想定しています。
各領域で事業会社との提携を実現した後、将来的には各領域の事業を自社展開していきたいと考えています。積極的にM&Aを実施して自社事業の領域を広げ、学生市場における一大プラットフォームを形成していきます。
現在、新型コロナウイルス対策によるオンライン授業の実施により、大学内での他の学生とのコミュニケーション機会は圧倒的に不足しています。特に新入生は上京もせずに地方でオンライン授業を受講し、サークルはおろか同級生との繋がりも持てないような深刻な状況が続いているのです。
Penmarkはこの現状を解決します。大学生活そのものをDXし、大学という環境に新たなコミュニケーションチャネルを創出することで、コロナによる浮き彫りになった課題に対し持続可能な解決策を提案。大学生にとっての「インフラ」になれるようなサービスを目指していきます。
以上、ご清聴ありがとうございました。