このプロジェクトについて

  • 1アフリカ個人商店向けB2Bコマース「Shopto」

ABOUTピッチ概要

株式会社croppreの相木と申します。アフリカ個人商店向けのオンライン卸B2Bコマース「Shopto」を展開しております。

 

実はアフリカは、スタートアップ投資が非常に盛り上がっているエリアです。投資件数やIPO事例が共に増加していて、現在のアジアのような成長が期待できると言われています。

 

私たちはウガンダで事業展開をしております。ウガンダは人口4,400万人、GDP成長率6.5%と非常に勢いのある国で(編注:数値は2019年時点)、ここから他国への進出を前提に事業を進めているところです。

 

アフリカ・ウガンダの小売業界は、日本の1940~1950年代のような状況で、生活必需品である食料品や日用品は、個人経営の小さなお店で購入されています。ウガンダ全体では推定で約135,000店舗もあり、日本のコンビニよりも圧倒的に数が多い状態です。

 

実は以前私もこういった小売店を経営したことがありました。そこで気づいたのは、商品仕入れに大きな課題があるということでした。。商品を配送する業者がほとんどおらず、卸売街に自分で買い付けに行かないといけないのです。

 

結果的に仕入れ作業は毎回3~4時間以上かかり、場合によっては店を閉めなければならないこともあります。また自家用車は基本的に持っていないので、バイクやタクシーを利用することになり、費用が高額化。さらにお店によっては3次卸から仕入れているケースもあり、中間業者が多いために商品が割高になっているのです。

 

 

 

そこで私たちは、お店にいながら安く仕入れができるオンライン卸「Shopto Delivery」というサービスを始めました。小売店の方から携帯電話やスマホで注文いただいて、メーカーや卸から商品をお届けするというシンプルなモデルです。

 

このサービスを利用いただくことで、お店を閉めることなく仕入れが完了し、接客に専念できます。また仕入れにかかっていた運送費を30-70%近く節約。商品の値段は地域最安値として提供できており、非常に多くの方にご利用いただいています。

 

 

 

 

なぜ安価に提供できるのか。従来は店主が各々卸売街まで行って、商品を購入・輸送していましたが、Shopto Deliveryでは同じエリアからの注文分を一括で輸送しているので、輸送コストを削減できるのです。

 

今後はサービスの規模拡大と共に利用する中間業者を減らし、最終的にはメーカーとの直接取引を増やして地域最安値を実現、弊社としても高マージンを受け取れるモデルを目指しています。

 

 

 

Shoptoの強みは、生活に密着した店舗ネットワークとデータです。この流通事業のネットワークの上に、金融決済事業やプラットフォーム事業を載せていこうと考えています。

 

そして将来的には、近所のお店で欲しいものが全て揃い、これまで銀行にアクセスできなかった人でも、Shopto提携店で預金やキャッシュレス決済ができるような未来を目指しています。

 

アフリカには大きなポテンシャルがありますが、機会や環境、リソースが未整備なために、その力を発揮できていない状態です。私たちはこのアフリカの地で、意欲ある人が活躍できるインフラをつくっていきます。ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社croppre 
相木 悠一 氏

大学時代に渡航したウガンダにて努力家な友人が職に就けない現実にショックを受け、アフリカでの起業を志す。2016年よりアフリカの流通SaaSスタートアップにてAndroidエンジニア、CSを経験したのち2017年に㈱croppreを設立。京都大学 理学部 物理系卒。

COMPANY会社概要

代表者
代表取締役CEO 相木 悠一
住 所
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー27F CORE EBISU内
設立日
2017年7月28日
登壇月
2021年3月
URL
http://croppre.com/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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