ABOUTピッチ概要
Carstay株式会社の宮下と申します、よろしくお願いします。Carstayは車版Airbnbのような事業を行っている、創業3年目のスタートアップです。ミッションは「Stay Anywhere, Anytime.」。「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というビジョンを掲げ、取締役の私と元ZOZO執行役員の田端信太郎の2名が二本柱で進めています。
Carstayの事業テーマは、バンライフ。車を滞在拠点としながら旅や仕事をするという新しいライフスタイルです。現在世界的なムーブメントになっており、この5年間でInstagramに投稿されたハッシュタグ数は先日1,000万件を突破しました。バンライフを楽しむ人が増えるにつれ世界中でキャンピングカー(RV : Recreational Vehicle、休暇を楽しむための車)が売れ、RV市場は日本で約600億円、世界で約6兆円規模に増加。市場全体は10%増の勢いで伸びているところです。
特にコロナ禍での市場成長には目覚ましいものがあり、現在世界中のキャンピングカーが在庫切れしやすくなり価格も高騰、なかなか一般消費者が買えない状況に陥っています。そこでリリースしたのが、誰もがバンライフを楽しめる日本初スマホアプリ「Carstay」です。
Carstayには大きく2つの機能があります。1つ目は「バンシェア」。バンの購入はハードルが高いため、バンライフの楽しみ方も含めて誰かに教えもらいながら体験したいという方が増えております。
Carstayは、そんなゲストと、日本で20万人程いるキャンピングカーオーナーとをマッチング。キャンピングカーは年間340日間程は遊休していると言われているため、乗らない時にゲストへ貸すことで、オーナーは維持費が軽減できて人とのつながりもできるのが特徴です。
2つ目は「カーステイ」という車中泊スポットのシェアサービス。日本で公式に車中泊できる拠点はキャンプ場しかありません。しかしコロナ禍でキャンプ場は混んでいる。そこでカーステイでは、密を避けて安心・安全にプライベートキャンプを楽しみたいゲストと、車を泊められる遊休地のオーナーをマッチングします。ゲストは泊まる車と滞在場所を一気通貫で予約可能です。
ゲストがキャンピングカーを予約するまでの流れを紹介します。バンライフを楽しみたいゲストは、様々な検索方法を使って、約150台あるバンシェア車両の中から自分にぴったりの1台をアプリ上で選択。例えばマップ上の現在地から検索すると、近くにある車両が表示されるようになっています。この他、サウナを積んでいる車両や釣りも楽しめるような車両等、車のタイプ別に選ぶことも可能です。
メルセデス・ベンツのキャンピングカーは購入すると1,000万円以上する車両ですが、Carstayでは1日2万円でレンタルできます。アプリから車の内観も見られるので、実際に滞在イメージが湧くというUXも魅力です。他のゲストのレビューも見ながらイメージを膨らませ、実際に鍵を受け渡してもらってバンライフを楽しむといった流れになります。
ビジネスモデルは車両と駐車場に予約が入る度に手数料をいただく仕組みです。2021年5月のゴールデンウイークに予約が殺到し、トラクションはサービスリリースから約15倍にまで成長しました。
今後は大手自動車メーカーと、車両やキャンピングパーツ等の共同開発も実施して、サービス利用者と車オーナーを増やしていく予定です。以上、Carstayでした。ご清聴いただきありがとうございました。