株式会社イグアスです。女性のためのパートナーシップ、カウンセリング＆トレーニングサービス「parcy’s」を展開しております。世界中のパートナーシップの問題を解決し、女性が笑顔で活躍できる社会を作ることが目標です。parcy’sの会員数はサービス開始から2年で、2万人超。会員は男性もいますが、30代〜40代の女性にも認知度が高まっています。

私は長崎出身で、本社も長崎県に構えています。元々は家具通販事業を行っていましたが、これを売却してシリアルアントレプレナーになり、シリコンバレーに移住。次は女性支援を行いたいと考えて今のサービスを作りました。長崎は47都道府県で唯一上場企業がないので、弊社が上場して若者や女性のロールモデルになっていけたらと思っています。

恋人の気持ちがわからない、「別れたい」と言われた、もっと相手の愛情を感じたい。こういった抽象的なことを発端にしたパートナーシップの問題は、やがて離婚や浮気・不倫、家庭崩壊、ひとり親・シングルマザー、DV等の問題に発展するという特徴があります。

ところで、婚活・離婚市場に関するオンライン市場は毎年拡大していて、離婚は年間20万件以上、離婚市場は年間1000億円超と言われています。アメリカの夫婦カウンセリング市場は2兆円規模もあり、市場成長率は毎年4.4%。パートナーシップで悩んでいる女性は日本だけで970万人、世界では5.1億人いると言われており、ここが最大のマーケットになると捉えています。

parcy’sを選んでいるのはF2層、F3層と言われる35歳〜55歳の女性です。結婚相談所やマッチングアプリでは35歳以上の人が敬遠されがちで、再婚者やシングルマザー向けの婚活サービスはごく少数。その結果parcy’sが求められているというわけです。

parcy’sではパートナーシップに問題を抱える方が、カウンセリングを受けて問題を明確にし、人生の棚卸しをしてもらってから、動画学習やコミュニケーショントレーニングを行います。また「部活」と呼ばれる女性同士が応援し合うようなオンラインコミュニティも存在し、トレーナーが並走することによって、恋愛関係や婚姻関係にある相手と心地良い関係を自ら築くことができるようにしていきます。

parcy’sは幸福学の権威である慶應義塾大学の前野隆司教授と共同研究を行っており、parcy’sでトレーニングすると自己肯定感や傾聴力、対話力、信頼関係構築力、幸福度等の全てが上昇し、女性の幸福度に大きな影響があるというお墨付きをいただいています。

サービスのポジショニングは、マッチングではなく「女性のトレーニング」です。イグアス得意のWebマーケティングで集客を行い、パートナーシップカウンセラーがカウンセリングを提供することで、満足度96%を達成しております。

今後の展望です。まず既存事業に関しては、大手ニュースサイトとの提携や芸能人とのアンバサダー契約を進めていきます。そして既存サービスを伸ばしながら、一般向けアプリの開発に着手。アメリカのPeanutというママ友SNSをモデルに、同じ悩みを持った女性同士がチャットでやり取りできたり、井戸端会議ができたりする仕組みを用意して、女性が孤独感をなくせる環境を作っていきます。

最終的には上場して、長崎発のパートナーシップ世界No.1ブランドを実現したいと思っています。ご清聴ありがとうございました。