このプロジェクトについて

  • 1AIを活用した女性向けヘルスケアアプリ「surumi care」

ABOUTピッチ概要

株式会社スルミ代表の石塚です。弊社のミッションは「一歩先の未来体験へ」、ビジョンは「女性の力で、世界に彩りを」。私たちが叶えたいことは、ジェンダーギャップを解消と、誰もが平等に働ける世界の実現です。

 

現在働く女性には多くの課題があります。例えば「生理が重くて仕事にならない」。それなのに生理休暇の取得率は3%未満と低いのが現状で、生理前は鬱っぽくなってしまい、仕事に集中できないと言う声を聞きます。

 

生理前にはPMS(月経前症候群)が起こる方もいます。これはホルモンバランスが崩れることによって起こる現象で、お腹が空く、体重の増加、なんだかイライラする、常に体が重いといった症状があるのですが、その中でも一番仕事に支障が出るのが、精神的な症状で、一時的な鬱病になってしまうのです。生理が1週間、生理の前のPMSが1週間。つまり1か月の約半分、女性はパフォーマンスの低い状態で働いている可能性があるのです。

 

こういった女性特有の問題は、普通に働くことの障壁になっており、年間6800億円の経済損失も発生しています。余談ですが、日本の2021年のジェンダーギャップ指数は、なんと120位でした。先進国として恥ずかしい数字ではないでしょうか。社会が女性の働き方に向き合ってこなかった結果だと思っています。

 

そこでスルミは「AI×フェムテック」で、女性が働きやすい世界をつくっていきます。個人向けアプリ「surumi care」をリリース後、法人向けサービスをリリース予定です。一部は無料コンテンツ、残りは有料コンテンツとなっており、サブスクリプションモデルで展開。SaaSとして展開していきます。

 

surumi careには3つの機能があります。1つ目は感情の記録です。顔文字で今日1日を表し、一言メッセージを入力。それによってAIがその人のモチベーションを計算していきます。

 

2つ目はAIとのチャットボットによる会話。PMS中の女性は「自分の話を聞いて肯定してほしい」と思いやすいのですが、彼氏や旦那さんに話すと的確な意見が返ってきてしまいます。そこで、ただ肯定して自分の話に合わせてくれるチャットボットを作りました。森田療法という認知行動療法がプログラムに組み込まれていて、チャットボットが気持ちを癒やしてくれます。症状の軽減に効果的なピルのオンライン処方が受けられるのが3つ目の機能です。

 

スルミは「生理の貧困」にも向き合います。女性の生理用品は月に1000円〜2000円のコストがかかっており、一生涯でかかるお金は200万円前後です。しかし貧しくなったときに、最初に切り捨てられやすいのもこの生理用品です。一番必要なものを切り捨ててはならない。そんな思いからスルミは生理の貧困を支援しています。自治体やNPOと連携し、surumi careでの毎日ログインや広告再生することで、1か月に一度ナプキンの無料配布を行っています。

 

toC向けアプリ「surumi care」をリリースし、一定数ユーザーが蓄積されたところでtoB向けに事業展開する予定です。現在企業の新しい評価基準としてESGやSDGsがありますが、私たちのプロダクトも大いに関わっています。「surumi careを入れている企業は女性ときちんと向き合っている」という思いが、社会に浸透していくのが目標です。

 

surumiは現在、私が通っている日本大学と共同で開発。日本大学文理学部の教授に、鬱病に効果的な森田療法をAIに読み込ませ、監修いただいています。知財センターに協力してもらい特許を出願中です。

 

私は日本大学法学部出身、現在日大大学院において知的財産を専攻しております。日経xwomanアンバサダーを務め、過去には世界的なミスコンに出場しました。COOの濱崎政明は銀行・戦略コンサル出身、CFOの鷲尾圭一は米国公認会計士の資格を持っています。CTOの張国龍は中国の大学・大学院にて人工知能を勉強後、ハネウェル社において自動運転の画像処理実務を経験。スルミのAIは全て、この張が開発しております。

 

顧問には元特許庁の審判官で、現在日大教授の加藤浩教授、起業家でもある多田猛弁護士、デロイト トーマツ出身の木村義弘氏に入っていただき、メンターとして株式会社キープレイヤーズの高野秀敏氏や株式会社morichの森本千賀子氏、株式会社カナミックネットワークの山本拓真氏にアドバイスをいただいております。

 

世界のフェムテック市場を見ると、ジェンダーギャップ指数上位のドイツの会社Clueは40億ドル超、AIメンタルヘルスケアのチャットボットを展開するアメリカのWoebotは13億ドル超の収益を上げています。どちらもアメリカ、ヨーロッパでユーザーを獲得し、高収益をあげており、非常にポテンシャルの高い市場となっています。

 

私の父親代わりだった祖父が経営者だったこともあり、幼い頃から経営への思いがありました。就活中に内定をいただいた企業から「生理は軽いですか?」と聞かれたことに大きな疑問を感じ、女性が活躍しやすく、羽ばたけるような世界を実現したいと思い、このプロダクトを作っています。少しでも私たちに興味がある方は「株式会社スルミ」で検索してください。ご清聴ありがとうございました。

SPEAKERS登壇者

株式会社スルミ 
石塚 つばさ 氏

日本大学 法学部法律学科卒業。 日本大学大学院 法学研究科知的財産専攻在学中。 大学在学中から芸能活動を行う(スペースクラフト所属)。 女子大生ユニット「キャンパスクイーン」元メンバー。 ・日経xwomanアンバサダー(日本経済新聞社) ・横須賀市観光大使(観光キャンペーン隊) ・防衛省広報支援モデル ・ミス日大法学部2018ファイナリスト(審査員特別賞受賞) ・ミス・ワールド・ジャパン2019石川大会ファイナリスト ・ミス・ユニバース2020東京大会ファイナリスト (動画配信部門グランプリ受賞) ・ミス・ワールド・ジャパン2020北海道大会ファイナリスト

COMPANY会社概要

代表者
代表取締役CEO 石塚つばさ
住 所
東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2F
設立日
2020年8月7日
登壇月
2021年8月
URL
http://surumi.co.jp/

※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

to top