GEパートナーズ株式会社の木本です。よろしくお願いします。GEパートナーズは日本語教育のクラウドソーシング事業に取り組んでいます。2018年に法人を設立し現在4期目の運営。東京や大阪、ベトナムの現地法人で「日本語.COM」という事業を推進しています。

私たちが取り組んでいる課題は、内定がもらえずに帰国せざるを得ない外国人が、毎年35万人以上いるということです。2021年の日本人の出生数が81万人なので、実に40％を超える労働力が流出してしまっていることを意味しています。

なぜ来日外国人たちは日本で留まり、働き続けたいのにも関わらず働けないのか。それは「日本語の会話能力が足りない」という点に集約されます。

海外では日本語教師1人に対して生徒が平均49.8人と圧倒的に日本語教師が足りていません。この数少ない日本語教師も決して日本語のレベルが高い訳ではなく、その結果誤った日本語を劣悪な環境で学んでいる人がほとんどという構図になっています。そのため日本企業の92.8%は「日本語で十分なコミュニケーションがとれない」という理由で外国人の採用を見送っているのが現状です。

また日本の就労資格や就労に際して優遇される資格などは独特なものとなっています。外国人がそれを理解するのは非常に難易度が高く、その結果実に79.7%の外国人が「就職活動が難しい」と感じているのです。

こうした課題を解決するため、私たちはISAs（Income Share Agreement：所得分配契約）という資格取得と、就労までコミットした後払い形式・出世払い形式のオンライン日本語サービスを提供。現在は「介護」に特化したISAコースの提供を行っています。

なぜ介護からスタートしているのか。なぜなら、介護は外国人にとって非常に魅力のある就労制度となっているからです。介護職として3年勤務すれば介護福祉士の受験資格を得られ、合格すれば永住申請も可能となります。そうなれば給料が上がることはもちろん、母国の家族を呼び寄せる等人生に多様な選択肢が出てくるのです。

私たちが提供しているISA型の特定技能介護プログラムですが、大きな特徴は次の４点です。

1.10,000種以上の介護の日本語教材

2.介護・医療業界の経験を持つ多数のプロの日本語講師

3.グループコーチングと個別メンタリング

4.日本語弱点課題を発見する独自のアセスメント

私たちのISAコースにはオープンから2週間で50名以上の応募者が殺到しました。今後は介護だけではなく、製造業、自動車整備業、飲食業、宿泊業などさまざまな業界への就職までコミットした総合的な日本語学習プラットフォームを目指していきます。

以上です。ありがとうございました。