ABOUTピッチ概要
天神株式会社の平泉です。ひと息つく時間に幸せを届け、企業と消費者のコミュニケーションの課題を解決する「Gratify」をご紹介します。
近年デジタル上での行き過ぎたコミュニケーションに消費者はヘイトを感じており、大手プラットフォームによる規制や広告のない検索エンジンが登場しました。一方で、企業は消費者に知ってもらい、好きになってもらう必要があることに変わりはありません。そこでコミュニケーションの形をアップデートする必要があると天神は考えました。
そこで登場するのがGratifyです。ギフティングと呼ばれる手法で企業と消費者を繋ぎます。媒体はドリンクが入った紙コップ。古くからある紙コップが、企業と消費者のコミュニケーションをアップデートするのです。
サービスのキーワードは3つ。「毎日もらえる」「一緒にいいこと」「新しい出会い」です。まず企業やサービスの訴求が入った紙コップを、受け取りポイントに設置。会員登録したユーザーはサイトから受け取りポイントを指定し、スポンサー企業からのアンケートに回答して、毎日1杯ドリンクを無料で受け取ります。ドリンクを受け取るたびに広告費の一部が慈善団体に寄付されるため、ユーザーはその企業に高い好意を抱き、今までにない形で企業と消費者が繋がっていくのです。
特長は4つ。まず「IDベース」。データを収集し、データドリブンなマーケティングを実現します。次に「残る」。紙コップ自体が長時間手元に残るだけでなく、デジタル上に受け取り履歴も残るので、スポンサーは継続的な接触が可能です。それから「目立つ」。リアルな紙コップは、SNS時代にマッチした媒体で自然にシェアが広がります。「ドリンクがもらえた」「一緒に社会貢献した」という体験もユーザーに深く刺さるはずです。最後は「SDGs」。受け取ることが社会貢献になり、リサイクル活動への意欲も向上。Gratifyは紙コップを通じて、企業と消費者のコミュニケーションをアップデートします。
これまでのトライアル時期に、カフェや飲食店など様々な「面」を増やし、ユーザーと受け取りポイントは安定した評価を受けることができました。しかしクライアントが付きにくい傾向も。そこでクライアントが付きやすく、かつユーザーがよく訪れる場所として選んだのがスーパー、コンビニ、そしてマンションです。
ユーザーはスーパーの休憩スペースにてドリンクを無料で受け取ります。受け取りポイントはドリンクがもらえる場所として来店数が増え、客単価の増加や店舗回遊率の向上に繋がります。クライアントはお店に商品を置くメーカーなので、自社商品をダイレクトに宣伝できて売上もアップ。更に購入者の居住区であるマンションや住宅等にも広告が打て、その居住者がスーパーに足を運んだ際は購買に反映される「三方よし」が成り立ち、一気にスケールします。
現在取り組んでいる案件では既に成果が出ており、メーカー様の広告をうったところ、サイト誘導率12%、売上が2.3倍になりました。受け取りポイントのスーパーも売上増加や客単価が向上しています。来店頻度も上がっているため、店舗活性化の新しいサービスとして全店舗での導入を検討していただいているところです。2022年2月からはマンションとの共創も始まりました。
ビジネスモデルは配信による収入です。1件当たりの単価の中にある「受け取りポイント媒体費」は、ドリンク提供実績に応じた受け取りポイントへの支払い。ドリンクを提供することで、売上にプラスした収益を上げることができます。
国内では820億円規模のスーパー市場、特にイートインのある店舗をメインに売上を狙っていきます。Gratifyが実現していくのは、リアルなユーザー接点になることです。Gratifyはただの紙コップ広告ではなく、データドリブンなコミュニケーションプラットフォームとして、ユーザー・スポンサー・受け取りポイントに価値提供を行います。
さらに、社会貢献額が月4000万円を超える、SDGsに貢献する寄付型プラットフォームにも成長させていきます。なぜ寄付が必要なのかと言いますと、寄付ができることで無料でドリンクをもらう抵抗感が軽減するからです。毎日もらって貢献しようという継続性にも繋がります。SDGsになかなか取り組めないクライアント・受け取りポイントも、Gratifyを使うことで課題を解消可能。クライアントには寄付証明を発行するので、税金還付や寄付している事実を会社の好意形成に活用できます。
全国に一気にスケールさせる切り札が、Gratify自動販売機です。今後は自動販売機の開発を行い、受け取りポイントを一気に拡大。同時に、ドリンクは「買う時代」から「もらう時代」へ突入し、Gratifyが新しい広告スタイルを牽引していきます。ぜひ一緒に新しい世界を作り上げましょう。以上です。