株式会社いえメシです。「done!」というフードデリバリーの一括検索アプリを運営しています。done!は簡単に言うと、トリバゴのフードデリバリー版。シェアが大きい5つのフードデリバリーサービスを一括検索でき、アプリ上で注文から決済までできるサービスです。そのためユーザーは、わざわざ全てのサービスに登録する必要すらなく、done!だけでフードデリバリーが利用できます。

アプリ上では実店舗の食べログの評価も確認できますし、同じメニューでフードデリバリー間に金額差がある場合は安いほうが提示されます。急いでいるときにはデリバリー時間が早い方を選択することも可能です。またフードデリバリー利用者はその日の気分でアプリを使い分けていますが、done!ではその必要もありません。

フードデリバリー利用者にとっては配達料金の高さやエリアが限られること、届くまで時間がかかることが3大ペインとなっていますが、done!はこれを「比較」によって解決します。done!を使っていただければ、1注文あたり600円安くなり、デリバリー範囲は2kmから10kmに、平均20分早く届くようになります。

ビジネスモデルは非常にシンプルで、注文者からまず利用料をいただきつつ、デリバリーサービス側から送客手数料をいただくというモデル。現在はスクレイピングでデータを集めているのですが、将来的にはAPI連携していく予定です。既に各社とは交渉をスタートしていて、良い評価をいただいています。

フードデリバリーは1注文当たりの金額は小さいですが、年に何回も使うため、1人当たりの利用料は年平均2.5万円と高額です。しかもdone!のターゲットは週に1回以上フードデリバリーを使うヘビーユーザー、つまり年間に10万円以上をフードデリバリーに費やしている方々としています。

CEOの高田は、もともとフランスでパティシエをしていましたのですが、飲食業界に絶望してエンジニアに転向したという、変わったキャリアの持ち主です。私（編注：COO/CFOの周栄氏）はUBSに勤務後、飲食店の経営やコンサルを経験しています。

今後はクイックコマース・ネットスーパーもアプリ上に掲載していき、家の中での食事の導線を全て獲得する計画です。中長期ではプラットフォーム横断によってB向けの物流を最適化すること、洗浄回収可能な容器を提供してごみ問題を解決すること、豊富な顧客データから飲食店向けのサービスを展開するという3つを目標にしています。

done! をぜひ使ってみてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。