ABOUTピッチ概要
「NoseID」の韓です。NoseIDは、“鼻”で犬のデータを管理するアプリです。
NoseIDが目指している世界、それは「ペットと普通に暮らせる社会」です。私は中国では朝鮮族、日本では外国人として、マイノリティな環境に適応しながら生きてきました。しかし、愛するペットの犬と日本で普通に暮らすために、社会を変えようと起業を決意。飼い主の状況を正しく理解できるデータプラットフォームを作り、ペット事業者と協力しながら、理想の世界を早く実現していきたいと思っております。
現在多くの家庭でペットは家族の一員として、一緒に旅行に行く等も当たり前になりつつありますし、転職する際の決め手にもなるほど、ペットは飼い主にとって大事な存在です。しかしペットとの暮らしは幸せなことだけではありません。賃貸で借りれる部屋が限られたり、宿泊先や観光施設が少なかったり、災害時のペットと避難できないなど、今まで普通にできたことが、ペットの存在によってできなくなることもあります。
ペットを飼われていらっしゃる方、犬の鼻をじっくりと見たことはございますか? 「鼻紋」は鼻のシワのことで、人間の指紋のようにそれぞれ異なっています。鼻紋認証は顔認証のように、鼻で個体を識別できる技術です。
鼻紋は海外では行政での登録やペット保険、迷子サービス等に使われています。しかし日本には活用できるペットのデータベースが存在しないことが判明しました。そのためペット事業者は飼い主が何に困っているなどニーズを正しく把握できず、適切なサービスを提供できていません。
そして、せっかくペットの事業者が良いサービスを作っていたとしても、そのサービスを必要とする飼い主に知ってもらう方法が限られるため、飼い主が利用することができない場合もあります。飼い主に利用されないことにより、ペット事業者も事業を維持することが難しく、サービスの提供を中止するマイナスのサイクルが回ってしまいます。
この解決策としてS’moreは、飼い主のデータプラットフォーム「NoseID」を作り、ペットと飼い主さんが困っていることを顕在化し、ペット関連事業者がリアルのニーズに基づき適切なサービスを必要な飼い主に提供できる基盤を提供します。証明証や会員証等のデータは、全てワンちゃんの鼻紋に紐づけて登録。ペットと一緒にお出かけした際には、鼻をスキャンするだけでさまざまなサービスが利用可能です。
現在、行政を加えた50団体以上の方々から協力を得ております。事業者のメリットは、 飼い主のリアルなニーズや、サービスを必要とする犬の飼い主に直接アプローチできることdです。これによって、例えば、柴犬にトイプードルのフード情報が届いたり、大型犬に小型犬専用の施設案内が届くことがなくなります。わんちゃん1匹ずつ異なる状況に応じて、最適なタイミングで必要な情報をお届けします。
ペット市場はこの10年間ずっと拡大しており、犬に関する支出総額は5年間で71%も急増しました。それに伴い、飼い主のニーズに特化したサービスが多様化しています。NoseIDによってペットの情報に基づいた最適な商品やサービスを提案し、ペット関連事業者から手数料をいただくビジネスモデルを検討中です。
今後リリース予定の迷子対策サービスに関しては、ノンマーケティングで事前登録者数が4500頭を超えております。また既にクラウドファンディングを達成し、福岡市での実証実験にも採択されました。
ペットに関するデータは自社単独で保有する傾向が強い中、NoseIDはペット関連事業者と積極的に提携してデータを共有しペットリアルデータプラットフォームとなっていきたいと考えています。
私はリクルートとTikTokで法人向けの広告営業を行っていました。COOはリクルート時代の同僚で採用や新規事業の経験もあり、オペレーションに長けているパートナーです。技術アドバイザーは鼻紋認証の特許の発明者で、スピーディーに機能検証できる開発チームもいます。社外取締役にはサロンの取引数が3000店舗以上ある者、アドバイザーには160の保護団体を支援する者や、1,100の動物病院が登録している動物病院関連の小売団体等がいます。多方から協力を得ながら、現在、実証実験の土台を整えているところです。
今後は鼻紋認証の精度を現在の92%から99%へ上げて、プロダクトを作っていきます。私は9年間、犬中心の生活をしてきた女です。本気でペットの業界を変えていきます。以上です、よろしくお願いいたします。