ABOUTピッチ概要
ディープラストレーディング代表の堂前と申します。よろしくお願いします。
私たちディープラストレーディングは「リアルとテクノロジーで世界のファッションを動かす」というビジョンのもと、モノづくりのためのテキスタイル仕入・販売プラットフォーム「tunageru」を開発・運営しています。
皆さんはアパレル業界に対して、どんな印象をお持ちでしょうか。昨今のこの景気の中、非常に厳しい印象をお持ちの方も多いのではないかと思います。実際、大手のアパレル店舗閉鎖の波は収まらず、今後も増えていく様相を呈しています。
しかし、インフルエンサーブランド、あるいはSNSに特化したブランドは年々増加。店舗を持つ必要がなく、個人事業主でも簡単にアパレル販売ができる環境が整ってきたことで、急激に売り上げを伸ばすアパレルブランドも登場してきました。
それ自体はいいことなのですが、このような方々の中には、モノづくりの構造を知らない方も少なくありません。
アパレル製品は、様々な工程を経て作られますが、テキスタイル(生地)は、多くの工場や問屋を経て川下のアパレルに届きます。その際、中間業者のマージンがかかるため、最終製品にはそのマージン分が転嫁されることとなり、結果的に製品の価格が高くなってしまうのです。この影響は、中小規模のブランドほど大きくなります。つまり、この中間業者を省ければ、コストの削減ができるのです。
多層構造を全てなくし、直接サプライヤーからテキスタイルを仕入れることで、大幅なコストカットを実現する。それが、中小サプライヤーと中小ブランドのための仕入・販売プラットフォーム「tunageru」です。
tunageruの強みは、全国の優良テキスタイルサプライヤーが選定されていて、データベースの中から彼らの商品を中間業者を介さずに直接購入できることです。ユーザーはクレジットカードや掛で購入でき、初期登録費、月額固定費などはかかりません。tunageru内では商品をテキストだけでなく動画でも紹介し、生地のイメージを掴みやすくするなどの工夫を施しています。
また新たな施策として、業界初の「生地のシェアリングサービス」を開始します。通常、生地を購入する際は最低ロットが決まっているため、個人バイヤーは求めている量以上の生地を購入しなければなりませんでした。しかしこの生地のシェアリングサービスでは、複数人で最低ロットを購入するため、必要な分だけの購入が可能です。またサプライヤーからみれば、シェアリングサービスの導入は、AIを利用して効率的な発注・ストック・人気商品のリピート対応が可能となり、過剰生産・欠品率の低下にも繋がります。
tunageruは世界に負けない仕入れの仕組みを提供することで、世界中に高品質の商品を適正価格で届けるアパレルブランドを育てていくことを目指しています。2023年度中には、国内ナンバーワンの保有品番数を目指し、海外との戦いに備えます。
コロナ禍の影響で市場が落ち込んだのは事実ですが、2022年9月現在、国内・海外ともに、アパレル市場は回復基調にあります。国内のアパレルEC市場は2.2兆円、海外は120兆円。特に海外は年7%の伸び率で成長中です。
最後に、私を含めた繊維商社出身者とエンジニアがtunageruのコアメンバーとなっていることを紹介させて下さい。アパレル業界の知見を得た、バランスの取れたチームです。
「tunageru」はリアルとテクノロジーで世界のファッションを動かしていきます。ありがとうございました。