ABOUTピッチ概要
マウスピース矯正「hanaravi」を提供しております株式会社DRIPSの各務です。よろしくお願いします。
そもそも「マウスピース矯正」とは何かご存じでしょうか。これは透明のマウスピースを段階的に交換していくことで、歯に力をかけて矯正する手法です。
マウスピース矯正は、歯並び矯正の金銭的・心理的なハードルを下げられます。また、従来の矯正器具はワイヤーが目立ってしまいましたが、マウスピース矯正は透明のため目立ちません。通院回数も最低限で済みます。またhanaraviは(一般の歯医者は含めずに)矯正専門の歯科医師のみと提携しているため、あらゆる症例に正しく対処できる体制を整えています。
上図はhanaraviのサービスの流れです。まずクリニックに無料相談に来ていただき、口腔内を3Dスキャンします。仕上がりイメージと矯正プランがLINEで送付されるので、それに納得いただいたら契約です。契約後は、毎月マウスピースをお届けして矯正を進めていきます。
ビジネスモデルとしては、矯正治療自体は医院と患者の契約となっており、hanaraviは集客やマウスピースの製造・販売を担当しています。
私はもともと救急で医師として働いており、様々な疾患を治療してきました。しかし、治療しても治療しても減ることのない患者さんに、このままでは社会保障費の面からも、人的・物的リソースの面からも状況が厳しくなっていくことを痛感。そこで病気の「予防」に力を入れることで、この課題を解決できるのではないかと考えました。
口腔環境の悪化は、上図のような病気の一因となることがわかっており、口腔内の環境を整えることが病気の予防に繋がることに面白さを感じました。ただ「予防しましょう」と言っても、そこにお金や時間をかける方は少なく、「見た目をきれいにする」という切り口であれば、取り組みやすいのではないかと考えた結果、hanaraviを起業した次第です。
歯科矯正の国内市場は、市場規模が約3,000億円、さらにここ数年で3.6倍に成長しています。
競合比較です。hanaraviは、矯正専門の歯科医師が最初から最後まで一貫して治療する点が最大の特徴です。矯正専門のクリニックで治療の選択肢の一つとしてhanaraviが並んでいるため、患者さんにとって適した治療がhanaraviでなければ、サービスを押し売りすることはしません。hanaraviは価格や利便性でも優位性がありますし、創業者が医師であるところもポイントだと感じています。
トラクションは順調に積み上がっており、SEOも順調です。LTVの向上と獲得費の低下によりユニットエコノミクスは黒字化しています。患者・ドクター・hanaraviを繋ぐ連携システムを開発したことで、クリニックがhanaraviを導入するハードルも低下しました。一般の歯科矯正の離脱率は40%ほどですが、hanaraviは約2%と、非常に多くの方に継続いただいています。
今後の課題はクリニック数の拡大です。拡大自体は難しくないのですが、治療クオリティを保てるか、カウンターパートは協力的か、受け入れボリュームを保てるかといったところを考えながら慎重に拡大を行っていく予定です。
以上です。ありがとうございました。