ABOUTピッチ概要
訪日旅行者向け高級店予約サービス「JPNEAZY(ジャパニージー)」です。よろしくお願いします。
JPNEAZYは多くの旅行者が日本を訪れていた2017年にサービスを開始。コロナ前の2019年度には延べ10万人が使っていただけるサービスまで成長していました。コロナ禍で一時は落ち込みましたが、最近のインバウンド観光客増加に伴い、業績を回復しています。
外国人が高級店を利用する際には、大きく3つのペインがあります。1つ目が料金の不明瞭さ。外国人に限らず我々も体験したことがあるかと思いますが、高級店では値札がないものですから「結局この料理はいくらになるのだろう」という不安が常につきまといます。2つ目が言語ギャップです。高級店には小さなお店も多く、英語を話せるスタッフが用意できているとは限りません。最後に現金主義。まだまだキャッシュでの支払いのみというお店が多く、旅行者は一体いくら日本円を用意しなければいけないのかという不安を抱えています。
これらの課題を解決するために我々は、コース料理の事前決済によるデポジットに特化したサービス「JPNEAZY」を展開しています。ビジネスモデルは、ユーザーからコンシェルジュ利用料、お店側からコース料の10〜15%を頂く形を採用。コース料理の事前決済に特化している点、ゲストへの課金モデルが特徴のサービスです。レストラン予約には多くのプレーヤーがおりますが、訪日観光客に特化し、ユーザー課金モデルという点はユニークなポジショニングだと考えています。
ご想像のとおり、我々はコロナの直撃を受け、3年程活動が抑えられていました。しかし今、訪日旅行者は2023年3月時点で180万人まで回復。つまり、ここに中国からの訪日旅行者が加われば、コロナ前の水準ということです。我々のトラクションも、コロナ前以上の水準に戻りつつあります。JPNEAZYは現在、高級店を中心に450を超える取引先を抱えており、流入元としてのアフィリエイトパートナーの開拓にも力を入れているところです。
足元のPDCAが回り始めていることもあり、現在は2つの大きな取り組みを開始しています。1つはグローバルへの戦い。今JPNEAZYに登録しているのは日本の料理店が100%ですが、既にタイのミシュラン店を含む十数店舗からも受注を受けており、今後はアジアのレストランにも展開していく予定です。
もう1つが高級店のDX支援。日本の高級店は労働集約の限界にあり、革新的な料理を生み出し続けるための価格の適正化やオペレーションの省力化が待ったなしの状況です。月30時間にも及ぶ予約対応の効率化やノーショー対応、さらにはコース料理のダイナミックプライシングに踏み込んでいきたいと考えております。
料理に向き合う時間の確保へ。これを目指してまいりたいと思います。ご清聴ありがとうございました。