ABOUTピッチ概要
アドバーチャの水野です。アドバーチャは、メタバース向け広告配信サービス「アドバーチャ」を提供しています。メタバースを利用する時間が今後増加するとみられる中、メタバースの中に広告を出す需要が増えていくと見込み、アドバーチャを開発しました。
アドバーチャが開発したのは、メタバースの中に設置できるバーチャルなモニター(街頭ビジョン・ディスプレー)システムです。開発者はこれを用いることで、メタバース内に広告を配信できるようになります。メタバースのモニター上に広告が流れると再生数に応じて、開発者が収益を得られる仕組みです。
国内の動画広告市場規模は、2022年時点で6,000億円ほど(タクシーやYouTube・街頭ビジョンなど全ての広告を含む)。年々右肩上がりとなっていますが、アドバーチャは動画広告の出稿先としてメタバースがあることを市場に提案していきます。
上図が実際のモニター設置事例です。スマートフォンあるいはPCのメタバース・ゲームにモニターが設置されています。
アドバーチャの正式リリースは2023年6月ですが、(このピッチをした)7月までの1か月で既に100個以上のモニターが様々なゲームに設置されました。
ビジネスモデルとしては、広告主に広告費をいただいて、その一部をメタバース開発者に収益として支払うことを想定しています。
広告主にとってアドバーチャは、「嫌われない広告」としての強みがあります。既存の広告だと例えば、ゲームをやっている最中に、一旦ゲームがストップされ広告動画が流れることがありますが、これはユーザーのやりたいことを止めてしまうので、嫌われる広告に分類されるといえるでしょう。しかしアドバーチャの広告はゲームを止めることがないので、ユーザーに嫌われる可能性が低い。そのためブランディング目的でも使用可能なのが、強みの一つです。
つまりアドバーチャは、メタバースでマネタイズしたい開発者と、メタバースを通して利用者に自分の製品のマーケティング・ブランディングをしたい広告主、この両者の課題を解決できるのです。
上図はアドバーチャの課金の仕組みです。
モニターがユーザーの視界に入ったタイミングで、動画が再生されます。その後ループ動画が流れますが、最後まで視聴を完了した時点で初めて課金が発生する仕組みです。そのため、例えばユーザーの視界の外で広告動画が勝手に流れて、広告主に料金が発生するようなことはありません。
現在はマネタイズが難しい個人やインディーズゲーム開発者の獲得に注力しています。今後は、大企業による有名タイトルやVR空間へとモニター設置を拡大すると同時にゲームアプリをはじめとした広告主の獲得を目指していきます。
以上です、ありがとうございました。