ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
株式会社YAGOは小学生向けにマインクラフト(通称「マイクラ」)を使ってプログラミングを教えるスクール「クラスモールキッズ」を運営しています。
私は2007年に楽天に入社。楽天市場を担当し、その後、楽天の社長室で三木谷さんと一緒にフリマアプリ「ラクマ」を含むいくつかの新規事業の立ち上げを行いました。その後AnyPayに入社し、オンライン決済事業の立ち上げに従事。そして株式会社YAGOを創業し、現在に至ります。
さて、小学校でプログラミングの授業が必修化されるなど、近年プログラミング教育の重要性が高まっています。といっても、学校の授業でパソコンに向かってプログラミングをすることはほとんどありません。子供が本当にプログラミングを学びたいのであれば、学校ではなく、課外で学習する必要があります。しかし他の教科と異なり、パソコンに苦手意識があり、プログラミングを教えるのが難しいという家庭は少なくないのではないでしょうか。
この課題を解決するのがマインクラフトプログラミング「マイプロ」を使ったプログラミングスクール「クラスモールキッズ」です。
「マイプロ」はYAGOが独自に開発したプログラミング学習教材で、マインクラフトにインストールして利用します。月謝は平均で17,000円で、月に4回のオンラインレッスンをライブで提供しています。
クラスモールキッズの競合優位性は2つです。1つ目は教材の質。子どもが飽きずに長く続けられるような仕掛けをたくさん施しています。例えばクエスト攻略。まるでRPGのように、プログラミングの問題を解くたびに、ストーリーが進行する仕掛けとなっています。
2つ目は先生の質です。先生は2023年8月現在30人いますが、今後生徒数が増えていく中で、より高いレベルのレッスンを提供したり、保護者への説明もしっかり行える先生を育成していく予定です。先生の採用もリーズナブルにできています。
子どものプログラミング教育の市場規模は、2023年現在で300億円程度と言われていますが、2030年には1,000億円まで拡大すると予想されています。これは今の小学生の英会話の市場と同等の規模です。現在日本の小学生は600万人おり、そのうちマイクラをプレイしている人は半分の約300万人と言われています。もしそのうち1%でもクラスモールキッズに入れば、3万人の生徒数が見込まれる計算です。
「今まで何にも興味なかった子供が『このプログラミングだったらやってみたい』と自分から言ってくれた」などの良いレビューをたくさんいただいています。また、先日イベントに出展した際も、ほとんどノープロモーションでしたが、最速の2日間で満席になった実績があり、非常に手ごたえを感じているところです。
YAGOは全ての小学生に、「マイプロ」を使ったプログラミング教育を届けていきたいと思っています。以上です、ありがとうございました。