ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
株式会社MOSHBIT.の樋田です。私は新卒で代理店に入社後、エンタメ系のスタートアップでマンガやゲーム、ニュースなど複数のアプリの開発に携わり、またマンガの新規事業を立ち上げを経験しました。その後、新しいエンターテインメント×テクノロジーの分野で事業をつくりたいと思い、MOSHBIT.を創業しました。。現在はバーチャル領域にて、強い繋がりを生み、個人の価値の再定義に繋がるような新しいコミュニケーションサービスに挑戦しています。
プロダクトとしては、アバター×通話の「cocoro:id(ココロイド)」と、アバター×ライブ配信の「Xsta.」を展開しています。
まずはcocoro:idについてです。cocoro:idはアバター×1on1型の通話サービスで、MOSHBIT.が選考した様々なバックグラウンドをもつ「キャスト」が、アバターとなってユーザーと対話・通話を行うプラットフォームです。通話体験を主軸としているため、キャストにはライバー・VTuberのようなタレント性は必要なく、それよりは、相手の心に寄り添える、相手の話を聞いたり聞き出すのが上手といった才能が必要になってくるサービスとなっています。活躍するキャストに多いのは35歳以上の方々。彼ら・彼女らには人生経験の中で培ってきた相手への理解力や、傾聴力といったパーソナリティを存分に発揮していただいてきました。
ファン(ユーザー)側は人生や仕事、人間関係の悩みをキャストに相談する方が多くなっています。cocoro:idでは累積的な関係性の構築を重要視しており、キャストには一人ひとりのファンと時間軸をかけて仲良くなっていくことが求められます。またcocoro:idでは、ファンとキャストにより深い関係性を構築してもうえるように、オリジナルのカジュアルゲームや診断コンテンツ、クリエイティブコンテンツなどを自社開発してきました。これまで3年半運営してきて、ファン(利用者)側は、非常に高い顧客単価と継続率を実現できていて、一度通話をしたファン(利用者)の翌月の継続率は70%以上となっています。
2つ目のサービスが、アバター×ライブ配信の「Xsta.」です。こちらはcocoro:idと異なり完全にオープンなサービスで、スマートフォン1台でバーチャルライブ配信ができるサービスとなっています。アバターのサービス内でのカスタムや、VTuberやVRのSNSでよく使われているLive2D、VRMといった外部のアバターデータをアップロードできすぐにライブ配信ができたりと、アバターの自由な表現が最大の特徴です。Xsta.は単体でもライブ配信できますが、外部のプラットフォームで活躍されている方々とコラボ配信ができたり、外部プラットフォームのキャラクターをそのまま取り込んで配信活動するといったことも可能となっています。
Xsta.で構築したいのは、配信者・ファン・クリエーターの3者がよりオープンに繋がっていく経済圏です。Xsta.では色々なアバターデータで活動できるので、モデラーやイラストレーターが自分で作ったキャラクターをライバーに販売するといった世界観を作っていきたいと考えています。
ライブ配信市場は今後も継続的に伸びていく見込みです。国内ではバーチャルな配信が多いものの、海外ではリアルなライブ配信が多いので、その点はまだまだ参入余地があるのかと思っております。以上です、ご清聴ありがとうございました。