ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
株式会社Onikleの立野です。
昨今、SaaSが当たり前に使われる時代になりました。しかしSaaSは便利であるものの、社内で使う数が増えれば増えるほど、情報は分散してしまいます。従業員は情報検索時間に業務の20%を使っているというデータもあるほどです。SaaSや従業員数が増加するほど、この時間は指数関数的に膨れ上がるでしょう。
社内情報の検索に使っている時間をいかに削減するか。この課題を解決するために開発したのが「NapAnt」。いわば「社内情報用のGoogle」です。
NapAntは、様々なSaaSやツール、資料内に散らばるあらゆる情報を包括的に検索できるエンタープライズサーチエンジンです。マイクロソフト関連のアプリケーションやSlack、GitHub、Jira、Confluenceなどに対応しています。
従来のエンタープライズサーチエンジンとの大きな違いは、NapAntには独自の自然言語処理AIが採用されていることです。企業ごとにナレッジグラフを作成し、業界の専門用語などにも対応して、最適な検索結果をユーザーに提示します。企業単位だけでなく、プロジェクトチームや部署、個々のメンバーごとにもアウトプットを変えることも可能です。
NapAntと各SaaSの連携は「連携ボタンを押す」「ログイン情報を入力する」という2ステップで完了するので、現場の社員でも簡単に対応でき、別途アカウントの発行や管理は必要ありません。
ビジネスモデルは1ユーザー当たりの月額課金となっています。
NapAntは社内情報を扱うため、セキュリティ対策が重要です。この点、会社としてISMSを取得しているだけでなく、技術的なセキュリティ対策を行っており、外部に情報が漏れるようなことがないようにしています。
現在、企業で使われているチャットツールの中にNapAntを導入できるように開発中です。NapAntを導入することで、チャットボットに対して「こういう情報が欲しい」と投げかけると、質問の要約と、関連するドキュメントのURLを提示します。
以上です、ありがとうございました。