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タイムクラウド株式会社の西小倉です。本日は行動履歴を自動集約する時間管理ツール「TimeCrowd」を紹介させてください。
2020年、働き方という意味で2つの社会変化が起こりました。1つは働き方改革関連法で残業ができなくなったこと。もう1つはコロナによる在宅勤務で、メンバーが何をやっているかわからなくなったことです。
こういった状況にドンピシャで刺さったのが「TimeCrowd」。各クラウドツールに分散している、誰がどの作業をどれくらいの時間したのかという情報を自動的に収集して分析できるツールです。例えば、SalesforceやHubSpot、kintoneなどのSaaSを使っている際に、ステータスを更新したり、コメントを入れたりといった情報がリアルタイムでメンバーと共有できるようになります。溜まったデータをグラフで表示したり、どの顧客に誰が対応していて、どれぐらい人件費がかかっていて、どのような作業をしていたのか、チームで共有できるのです。
私たちはこれを「時間管理」と呼んでいますが、世の中には「工数管理」サービスを提供している複数のプレイヤーがいます。しかし、人件費原価を正確に算出するための時間管理には今まで最適解がなかったこともあり、彼らを競合とは思っていません。むしろTimeCrowdが集めた情報を他のサービスに送ることで、独自のポジションを築きたいと考えています。
連携できるツールは日々増えています。最近だと例えば、Amazon Connectというコールセンターサービスとも連携できるようになりました。私たちのツールを入れる前のコールセンターでは、電話をしたりメールしたりといった時間情報をわざわざExcelで現場の方が手入力し、管理者がそれを収集し分析していたので、管理コストが非常にかかっていたようです。しかしTimeCrowdを使うことで、その作業を自動化し一元管理できるようになりました。
製造業では基幹システムから吐き出した情報を手動で各SaaSツールと連携させていましたが、TimeCrowdを導入すれば自動でできるようになり、その結果、工数管理が楽になります。色んな会社から「売上に直結した」「時間に対するコスト意識が醸成された」など、嬉しい言葉をいただいています。
市場としては人件費のインパクトが大きいコールセンター、BPO、システム開発会社、広告代理店等をメインターゲットにしており、その後グローバル展開していきたいと考えています。「時間管理ツール」という概念は海外では「タイムトラッキングツール」と呼ばれているものの、グローバルでも強いプレイヤーがまだいません。私たちが日本から世界に向けて通用するソフトウェアを作っていきたいと考えております。
TimeCrowdでした。ご清聴ありがとうございました。