ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
AVA Intelligenceの宮崎です。
AVA Intelligenceが運営するのは、AIを活用した旅行プラン作成アプリ「AVA Travel」(iOS / Android)です。目的地を入力し、日程や一緒に行く人の属性、どんな旅行がしたいのかといった情報を入力すると、AIが裏側で瞬時に数万件のデータを検索し「何時にどこへ行きましょう」といった具合で、旅行プランを30秒程で提案してくれます。提案の中で気になった場所をクリックすれば、そこでどんな体験ができるのか、現地での見どころ情報など、質の高いコンテンツが確認可能です。どういう順番で回ればいいのかといった位置関係もマップでわかるし、宿泊が必要ならホテルも検索してくれます。
インターネットで色んなサイトを閲覧し、情報収集だけで何日もかけてしまった。旅行を計画する際に、そんな苦労をした方は少なくないのではないのでしょうか。旅行代理店はいまだに多くの人で混み合っており、平日でも60分、土日だと2〜3時間待たなければならないことも多いそう。そんなときに役立つのがAVA Travelです。
ただ、今の時代なら「ChatGPTでも旅行プランは作れるのでは?」なんて思うかもしれません。しかしChatGPTでは、間違った情報や存在しない場所を提案されることもあります。一方AVA Travelでは、元々AVA Intelligenceが運営してきた旅行情報の提案・比較サイトの情報をデータ元としており、これが質の高い旅行プランの生成を可能にしています。これまで蓄積・整備してきた提案のためのデータや知見、それを活用する技術を持ち合わせたチーム力がAVA Intelligenceの強みです。
ビジネスモデルです。toCは予約手数料、一方、toB・toGは連携自治体などからマーケティング支援料などをいただいています。将来的にはtoCをメインにスケールさせ、巨大な旅行マーケットをAIによるオンライン旅行代理店として狙う計画です。
競合他社との比較です。海外のスタートアップを中心に、AIによる旅行プランニングサービスはいくつか存在しています。彼らとAVA Travelの大きな違いは、コンテンツの質です。例えば浅草寺であれば、他サービスで提案されるのは「古いお寺」という表面的な概要情報しか提案されません。
一方AVA Travelでは「食べ歩きを楽しみましょう。人形焼き、揚げまんじゅうなどがオススメですよ」などといった、旅行者が求めている情報を提供できています。
既存の大手企業も生成AIを活用したサービスをリリースしていますが、基本的に自社データのみを使った提案で、例えばホテル会社であればホテルの提案に限定されてしまうのが現状です。その点AVA Travelはホテルだけではなくグルメ・観光など、幅広い旅行に必要なデータを横断的に集め、それをユーザーが求める形で提供しています。
AVA Travelを支える幅広い旅行情報の網羅性は、それぞれのコンテンツを各観光協会との連携や自社のコンテンツチーム、地域のメディアやライターと協力して取材する体制を構築しているからこそなせるものです。
またAVA Intelligenceは、生成AIがメジャーとなるコロナ禍以前から、ずっとAI×旅行領域の事業を行ってきました。これまで蓄積・整備してきた提案のためのデータや知見、そしてそれを活用する技術を持ち合わせたチーム力、それら全てが我々の強みになっています。
AVA Travelは2023年末にリリースしたばかりのサービスですが、今後はいつでもどこでも、まるで人に相談するようにAIと一緒に最高の旅行プランが作れるアプリへと進化させていき、旅行プランをワンクリックするだけで、旅行に必要なすべての予約が一括でできる、そんな最高の旅行計画体験を提供していきます。
ご清聴ありがとうございました。