ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
株式会社recriの栗林です。芸術鑑賞のチケットサブスクリプションサービス「recri」を運営しています。recriは、敷居が高いと思われる芸術業界の敷居を下げて、さらに多くの人に芸術鑑賞してもらいたいという気持ちからスタートしました。
recriはユーザーである芸術鑑賞初心者が自身の好みや予定を伝えると、代わりに演劇や歌舞伎、落語などのチケットを選び、手元に届けてくれるサービスです。2024年3月時点で、recriのホームページからは既に10万回、チケット診断(ユーザーの好みを判定するrecri独自の診断機能)がされています。
料金は月額2,400円の展覧会プランと、7,900円の舞台プランの2種類。チケットに加えて、recriオリジナルの解説も用意しています。興行主と協力してミュージカルのバックステージツアーや展覧会の解説も実施。オンラインチャット機能を使って、芸術のプロへ、例えば「結末がよくわからなかったので教えてほしい」といった問い合わせも可能です。
recriのユーザーの多くは、生活に余裕のある女性や若い女性。強みは継続率の高さです。興行主から仕入れたチケットをコストパフォーマンス高くユーザーへ提供できる点も、ビジネスモデル上有利に働いています。2024年3月現在、ユーザー数は順調に伸びており、サービスの拡大フェーズに入ってきました。
従来の芸術鑑賞チケットは、購入の際、様々なアプリを使わなければならなかったり、コンビニでの発券が必要だったりと、ユーザーに優しい状態ではありません。recriのユーザーが拡大した暁には、様々な興行で利用できる電子チケットサービスの展開も狙います。またサービス拡大に伴いユーザーデータが蓄積すれば、プロダクトアウト的に作品が作られるこの業界において、ユーザーが求める作品制作を可能にするかもしれません。自身が興行をすることで、こうしたマーケットイン的な作品も世に出していきたいと考えています。
以上です。ありがとうございました。