ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
リデルタの國井です。リデルタは、「グローバル進出のインフラをつくり、日本のアジアNo.1を取り戻す」というビジョンの下、ローカルエージェント起点の東南アジアM&Aプラットフォーム「ReDelta」を開発しています。
まず、東南アジアのM&Aマーケットについて説明します。コロナ以降、東南アジアのM&A件数は増加基調です。2023年、東南アジアにおけるM&A約1,000件のうち40%がIn-Out でした。直近3年間のM&A件数のCAGRは10.2%と、東南アジアのM&Aマーケットは今後も順調に伸びていくと考えています。
日本企業も東南アジアへの投資を加速。その背景は2つあります。1つ目に東南アジアという成長市場を獲得したいから。2つ目は、地政学リスク上昇により、脱中国の動きがあるからです。
今、東南アジアのM&A市場は成長期にあり、大きいプレイヤー1社と、それ以外の小粒のプレイヤーが混在している状況にあります。今後は大手数社が寡占する構図になっていくでしょう。リデルタはこの市場において最大手になることを目指しています。
ここで、東南アジアのM&Aにおける日本企業側の課題は、情報をアクセスする先がないことです。日本企業の海外進出を支援する会社に問い合わせても、ローカルネットワークをもってないことが多く、そのため現地の会計事務所を紹介され、自ら現地法人を立ち上げるしかないケースは少なくありません。
一方、東南アジアのM&Aのマーケットはまだまだ未成熟。個人がエージェントのケースも多いため、中小案件の大部分は埋没してしまっています。個人エージェントでは、国内で買い手を見つけることは難しいのです。
このような日本企業側と東南アジア側双方の課題を解決するのが、東南アジアM&Aプラットフォーム「ReDelta」です。
ReDeltaは東南アジアのローカルエージェントを束ね、彼らからM&A案件の情報を提供してもらい、その案件を日本企業に提案します。日本企業はローカルエージェントの発掘から案件提案までを効率化できるというわけです。リデルタはM&Aが成立したら仲介料をいただきます。
プロダクトは2024年5月現在、順調に開発を進めています。
以上です。ありがとうございました。