ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
株式会社TechBowlの小澤です。「テクノロジーを支える全ての人のターミナルに。」を掲げる「TechTrain(テックトレイン)」を運営しています。
私は2018年までサイバーエージェントで採用・育成の責任者として、新卒をメインに技術職の採用の立ち上げや研修支援などを担当していました。TechBowl起業した後はIT人材の育成・採用・DXを支援し、プロダクトで価値を創造できる人材を増やすプラットフォーム「TechTrain」を開発しています。
経産省によると、IT人材は2030年に約79万人不足するそうです。しかしこのデータは労働生産性が0.7%成長するという前提のもとで推測されています。実際には労働生産性は逆に0.1%低下しているので、実態はさらに深刻です。ここから逆算すると、実際には約170万のIT人材が不足します。
私自身も、「エンジニアを目指す人は増えている一方で、企業が求めているエンジニアが増えていない」ことを痛感していました。そこで採用ではなく、育て、増やさなければならないと思い、TechTrainを始めました。最終的には「エンジニアリングで日本の国力を上げる」ことができる世界を創ります。
TechBowlが取り組むのは、国力を上げるための2つのテーマです。1つ目にエンジニアリングの民主化。モノづくりのプロを集めて知識と経験をシステム化し、社会に還元する仕組みを構築します。2つ目にIT人材の流動性です。単にエンジニア市場の流動性を高めるだけでなく、企業組織内におけるIT人材の流動性を高め、社内でのキャリアシフトを促進していきます。TechTrainは単なるプログラミング教育ではありません。プロダクトで価値を創造できる人材を増やすプラットフォームを目指しています。
コアバリューはメンターと呼ばれるプロダクト作りのプロです。TechTrainには様々な企業で働いているテックリード、シニアクラスの方々が副業メンターとして在籍。彼らのナレッジのシステム化と還元を、教育、採用、DX文脈のそれぞれでシステム化していきます。
事業は、企業研修、DX支援、採用支援を、個人向け、法人向け、学校向けと多角的に展開。ユーザーは13歳の中学校1年生から60代まで約12,000名以上の方に幅広く使っていただいています。法人にも展開し、地方の学校支援などもしてきました。
直近では、AIと共に学ぶプログラム「Vibe Learning」や、インソース社と共同で開発した月額5万円で相談できる技術顧問サービス「御茶ノ水DX倶楽部」もローンチしています。
今後はスキルアップシステムを課題解決システムへと昇華していく予定です。採用と教育のみならず、DX、ITコンサル、事業立ち上げにも展開し、プロ集団による課題解決システムを構築し、各市場へ展開をしていきたいと考えています。
従来は採用・教育という約9,000億の市場を狙っていましたが、そこから染み出して、AI/DX、キャピタルゲインなどにも展開し、日本のIT人材市場全般を狙っていきます。
TechTrainでした。ありがとうございました。