ABOUTピッチ概要
以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。
RFIDを、すべての小売店へ。ゼロトリーの岩田です。よろしくお願いします。

皆さん、ユニクロなどで使われているRFIDはご存じでしょうか? レジで使われている印象が強いかもしれませんが、それは用途のほんの一部です。小売りの現場ではRFIDを、現場スタッフの業務を効率化したり、リアルタイムにデータを取得して経営分析に活用したりするためにも活用しています。RFIDは売上・在庫・人手不足の課題を一気に解決できる可能性を秘めた技術なのです。
長い間PoC止まりだったRFIDですが、読み取り精度や速度、技術の向上、半導体製造の改革、チップの小型化によるコスト低下などが進み、成功事例がどんどんと登場。その結果、RFIDの第5次ブームが来ていると言われています。
海外ではすでにユニコーンも生まれています。Y CombinatorやFounders Fundが出資するRFIDスタートアップ「Radar」は、American Eagleなど大手アパレルメーカーにRFIDを導入し、導入店舗数1,400店舗で1ビリオンドル(約1,624億円)の評価額となりました。

成功事例が着々と出てきているRFIDですが、導入が進んでいるのは、売上げが100億円以上・全体1%の大手企業のみ。99%のメーカーや店舗は、導入したくても導入できない現状が続いています。
なぜ導入できないのか。それは、現状RFIDを導入しようとすると、アプリケーションはすべてフルスクラッチで開発しなければならないし、物流拠点も、初期投資として数億〜数十億円をかけて自前で構築しなければならないからです。導入プロセスのためにはRFIDの専門家が必要なことも、普及の妨げとなっています。

この現状を変えるため我々は、2年間かけてどんな店舗でもRFIDが導入できるシステム「ZEROTRY」を開発しました。「RFID POSレジ」「在庫管理SaaS + 現場アプリ」「タギング物流」といった、RFID導入に必要なものを、一気通貫で提供するシステムです。これまで個別対応やフルスクラッチが必要だった複雑な工程を抽象化し、プロダクトに落とし込むことで、現場オペレーションをほぼ変えずに、数日でRFIDが導入できます。
ピッチ時点でZEROTRYは8店舗に導入されています。在庫精度が65%から99%へ改善したり、1店舗当たり毎月24時間程度かかっていた入庫・棚卸・出庫などの業務時間が30分程度まで大幅に短縮されたりする事例も出てきました。
市場規模です。日本国内のアパレルだけでも10万の店舗があり、これだけでもTAMは1,200億円と計算できます。スポーツや雑貨、薬局なども考慮すると、TAMはさらに広がるでしょう。
ゼロトリー社は4年前に学生起業としてスタートし、当時からずっと小売領域のアプリケーションを開発しています。この2年間は現場に住み込みながらZEROTRYを開発してきました。RFID市場を独占していきたいと思って活動しています。ご清聴ありがとうございました。



