株式会社イキルカテ

日本の伝統工芸を世界に届けるブランド創出支援

代表者代表取締役 大塚 岳朗
住所東京都豊島区東池袋4-21-1アウルタワー303
設立日2022年4月4日
登壇年月2023年8月(#73)
URLhttps://www.ikirukate.jp/

サービス概要

OVERVIEW

Monthly Pitch! スタートアップの扉 / 大塚岳朗さん

サービス概要:「日本の伝統工芸をアップデートし、『伝統の継承』と『誇りの回復』に貢献する」をミッションに掲げ活動するのは、イキルカテ。同社は現代の社会的潮流に合わせた商品企画・ブランディングを通して、伝統工芸をアップデートする会社です。

イキルカテ社が手掛けた案件に、シルク織物の老舗「小倉織物」のファクトリーブランド「OGURA」が挙げられます。小倉織物は石川県小松市のシルク織物の老舗で、同社が手掛けたスカーフは東京五輪開会式にて小池都知事が巻いていたアイテムです。イキルカテは、そんな小倉織物初となるラグジュアリー・ファクトリーブランドの立ち上げを支援しました。今後も、OGURAのような案件を仕掛けていきます。

Monthly Pitch編集部はココに注目:イキルカテ社は、代表の大塚さんと取締役の小林太一さんによって設立されました。2人とも職人気質の家系で生まれ育ったこともあり、日本の伝統工芸が日々失われていくことに強い危機感を抱いていたと言います。

大塚さんは、日本から世界的なブランドが輩出されにくい理由を2つ上げました。1つ目に、デザインを含めたブランディングが苦手なこと。現代のニーズに合わせた商品設計・ブランディングができていないと主張します。2つ目にビジネスモデル。伝統工芸各社は昔ながらの商流をアップデートしていないと指摘します。

このような現状を打破すべくイキルカテは、現代の社会的潮流に合わせた商品企画・ブランディングを通して、伝統工芸のアップデートを目論みます。上で紹介した小倉織物によるOGURAのようなファクトリーブランド立ち上げを支援し、またこれまでの商流に頼らず、自ら販路も開拓。消費者からのフィードバックを商品開発へ反映しているのも特徴です。

取締役の小林氏が現在、石川県小松市の自治体の任期付き職員に赴任している縁を活かし、北陸を中心とした職人・ブランドの開拓に取り組みます。

出典: サイバーエージェント・キャピタル

ピッチダイジェスト

PITCH

  • 日本の伝統工芸を世界に届けるブランド創出支援

以下はMonthly Pitch当日の、スタートアップによるピッチのダイジェストです。

株式会社イキルカテの大塚です。イキルカテは、「日本の伝統工芸をアップデートし、『伝統の継承』と『誇りの回復』に貢献する」をミッションに掲げ活動しています。

イキルカテは、2022年4月に創業しました。私は代々続く華道家の長男として生まれ育ち、日本の伝統工芸が日々失われていくことに強い危機感を抱いていました。これまで培ったビジネススキルを活かし、後世に残すべき伝統工芸の発展に貢献していきたいと考えています。

さて突然ですが、ラグジュアリーブランドの定義をご存知でしょうか。

明確に条件があるわけではありませんが、一般的にラグジュアリーと呼ばれるブランドには、「歴史・伝統・クラフトマンシップ」という3つの要素が備わっていると言われています。ここで重要なポイントは、日本の多くの伝統工芸が、実はこの3要素を充たしていることです。

では、なぜ日本から世界的なブランドが輩出されないのでしょうか。理由は大きく2つあると考えています。1つがデザインを含めたブランディング。日本の伝統工芸のデザインは戦前からストップしていると言われており、現代のニーズに合わせた商品設計・ブランディングができていません。

2つ目はビジネスモデルです。伝統工芸各社はこれまでの商流を変えようとせず、むしろ依存している傾向にあります。

イキルカテは上記2つの課題を、現代の社会的潮流に合わせた商品企画・ブランディング、またそれを実現できる新しい事業の創出することで解決していきます。

事例を紹介します。小倉織物は、石川県小松市にあるシルク織物の老舗です。直近では東京オリンピックで小池都知事が巻いていた青いスカーフを覚えている方もいるかと思いますが、実は小倉織物で製作されたものです。同社は洋装広幅のシルクジャガードといわれる繊細なシルクを織る技術をもつ会社ですが、地域産業の衰退によって、この技術を持つ国内最後の会社となってしまいました。

イキルカテと小倉織物の出会いはちょうど1年前。コロナ禍で年々売上が減少する中、もう一度自分たちの技術力を世界に発信できないかという相談があったことがきっかけです。私たちは何度も対話を重ね、小倉織物初となるラグジュアリーブランド、ファクトリーブランドの立ち上げを決断しました。

イキルカテは小倉織物を客観的に理解するところから始めました。その結果、例えば職人にとっては何気ない過去の出来事も、商品を物語る非常に重要な資産になり得ることがわかりました。例えば、古い機材を一生懸命修繕する様子は職人からすればある種のコンプレックスかもしれませんが、これは日本人としての精神性を映すブランド価値そのものと言ってもいいでしょう。

ブランドは見る者に驚きと新鮮さを提供しなければいけません。職人の持つ卓越した技術力と社会的潮流を掛け合わせた唯一無二のブランドを当事者全員で考え抜きました。

そして構想から約1年経った2023年7月、「OGURA」という日本初のラグジュアリーブランドをリリースしました。デビューコレクションとして4種類のスカーフをデザイン・製造しています。

イキルカテはOGURAの独占販売権を有しており、これまでの慣習だった問屋やメーカーとの商流に頼らず、自ら販路を開拓しています。消費者からのフィードバックを商品開発へ反映することもOGURAの特徴です。まだリリース後間もない状況ですが、すでに多くの方々から反響をいただいています。

今後の展開についてです。創業後のご縁もあり、パートナーの小林が今、石川県小松市の自治体の任期付き職員に赴任しています。こうしてイキルカテは一歩も二歩も地域に入り込むことによって、北陸を中心とした数多くの職人たちとのパイプラインの形成に成功している状況です。

日本には240もの伝統工芸があるといわれています。イキルカテはこの240の可能性に向き合い、また海外にも積極的に展開していく予定です。イキルカテは日本の伝統工芸をアップデートし、誇りの回復に貢献していきます。以上です、ありがとうございました。

登壇者

SPEAKERS

株式会社イキルカテ 大塚 岳朗 氏

明治大学農学部卒。外資系コンサルにてマーケティング戦略立案に従事。NTT東日本にて新規事業開発を担当

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※情報は登壇時のものです。最新情報は企業HPなどからご確認ください。

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